色褪せた残像

以前、Pixivの方で載せたものです
タイトルは『ギリア』様から戴きました

盲目の僕には何も見えない


昨晩、「彼」が夢に出てきた。


手を繋いで、二人して笑ってた。

でも、突然彼の手が私の手から抜けるようになっていった。

当然、嫌だった私は彼の手を掴んで、泣いて。


「殺してよ」

それだけ言った


すると彼は、私の首に手を掛けて、一気に絞めた。


ただただ嬉しかった

最期にこの人に殺されるのだと、嬉しくて泣いた。


そこで夢は終わった


一体私が、あの時どうなったのかは知らない。


本当に    殺してくれればよかったのに



「彼」の手は依然と同じで冷たかった



色褪せた残像は滲むも同じ。
もう、何も見えない



Fin.

色褪せた残像

こちらでは初めて掲載する詩ですね
丁度私の病状が酷かった時に見た夢(実話?)です

でもあまりにも丸出しですね(苦笑
もうちょっと詩的に表現できればよかったのですが……
と言っても書いたのはもう4年以上も前の事ですから、お遊びで書いた駄作でもあります

……恥ずかしいなぁ
そして、タイトルの方を貸してくださったギリア様にはこの場を借りて、お礼と感謝の意を
読んで下さった皆様もありがとうございました

15.5.15 常世誓

色褪せた残像

如何にもありきたりな物語 夢か現実か――分からない中でみた残像こそがこれ

  • 自由詩
  • 掌編
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-05-15

CC BY-NC-ND
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CC BY-NC-ND