薔薇の夢
そは 眠りては見えず
目覚めてこそ見ゆるもの
降りそそぐ陽の光と
縁の爽やかな風の中に浮かぶ
季節の女神が残せし吐息の
形を成したるもの
甘き 官能の香りともに気品をも漂わせ
見る者の心を魅惑の世界へと誘う
手折らんとするものを遠ざけんと
その美しさの裏に鋭い棘を忍ばせながらも
初めてのくちづけを待つ乙女の如くに
朝露に濡れたその蕾はそっと
薔薇色の夢を開きぬ
薔薇の夢
そは 眠りては見えず
目覚めてこそ見ゆるもの
降りそそぐ陽の光と
縁の爽やかな風の中に浮かぶ
季節の女神が残せし吐息の
形を成したるもの
甘き 官能の香りともに気品をも漂わせ
見る者の心を魅惑の世界へと誘う
手折らんとするものを遠ざけんと
その美しさの裏に鋭い棘を忍ばせながらも
初めてのくちづけを待つ乙女の如くに
朝露に濡れたその蕾はそっと
薔薇色の夢を開きぬ
薔薇の夢