日が昇る

日が昇る

色が包む

やはらかく

まなかひに

まるい

かたちが

ぼんやりと

気付きます

息をしていることに

それに飽いたら

もぎたての

檸檬をあつめて

さようなら

日が昇る

そのうちに

一本の

消え入りそうな

弦の線

すううとあらはれ

残る余韻

ゆうるりと

布団を剥いで

ああ

日が昇る

2006年作成

日が昇る

  • 韻文詩
  • 掌編
  • ファンタジー
  • 青春
  • コメディ
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2012-03-14

CC BY-NC-ND
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CC BY-NC-ND