カフカ

カフカ

君のために詞を書いた
君のために唄を歌った
君のために絵を描いた

ねえ、なのにどうしてカフカ、
君はずっと眠っているの
どうして起きてくれないの
君の瞳は希望の光
明日へと導く希望の光
もう忘れてしまいそうだよ

はるか遠くの草原で
君の走る音が聞こえる
まわりの木々が共鳴し
そして一つの風になる

ずっとずっと昔の記憶
大切な思い出が、ただの記憶に変わっていくね
淋しいよ、カフカ、私はいったい、どうすればいいの?

君がいなくちゃ、分からない
君なしで、明日に希望を見出す術を私は知らない
昔の時間の中で、君に会いたい

淋しいよ、カフカ


※カフカは私が書いた物語の中に登場するキリンです。

カフカ

カフカ

  • 自由詩
  • 掌編
  • ファンタジー
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-05-09

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted