隣の女王様

隣の女王様

隣の女王様

俺の隣には女王様がいる

別に彼女が国の偉い女王とかではない
ただの俺の席の隣の女子高生
あだ名が「女王様」なのだ
誰がつけたのかも定かではないけど、「女王様」というあだ名は彼女にあっていると俺は思ってる
容姿端麗、成績優秀、ここまでは良い。だが彼女は他人と関わろうとしないし、俺達を虫ケラとしてしか見ていないのだ(クラスの女子曰く)
虫に話しかける奴がいなければ、虫と仲良くする奴もいない
それと同じだ
その様はまるで「女王様」

艶のある黒髪、目鼻立ちは整ってるし顔のラインもすっきりしてる
容姿だけを取ったら最高だろうな


今日も、彼女は窓側の席で澄んだ目を細めて空を眺めてる
いや。もしかしたらもっと先を見てるのかも

どちらにせよ、俺には関係ない
平凡で平和、特に何もない日常が壊されなければ
俺には関係ない

隣の女王様

隣の女王様

  • 小説
  • 掌編
  • 青春
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-05-03

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted