Salaryman

虎彩ジョニー

この作品はニンジャスレイヤーにインスパイアされて生まれました。


世界は男によって支配された!
G細胞により凶暴化した男たちが女性を叩きのめし
世界は完全男性至上になったのだ、

凶暴化した男たちを統括するは闇の組織「イーグルアイ」
凶暴化した男たちよりもさらに凶暴凶悪なる男で形成された組織。


すべての女性が絶望に頭を垂れる。
その時、一人の男が現れたのだ!

男の名は「サラリマン」戦う現代の武人である。

容赦のない男に容赦のない営業を!


今、命をかけた営業が始まる!!!

♯背広が来る

ここはGトーキョー=カブキ地区
凶暴化した男が女を襲う。

「キャアアアアアア!!!」

陰惨とした街に響く悲鳴。
しかし、誰も彼女を助けたりはしない。
襲われた女もそれはよく分かっていた。

「いいじゃあねぇかよォ...heeeeey!!!」

金色の腕時計を両手に付けた男は叫び
女のセーターを引きちぎった。

「ヒィィィ...」

あきらめたのだろうか小さく悲鳴を上げる。
目から光が消え遠くを見つめた。

「ョアーヲ!!こんなドスケベランジェリーは見たことねぇぜェ!」

男は最後の砦である下着に手をかける。
女は考えていた。有り得ないことを考えていた。
目の前のビルの上から救世主がやって来て私を助けてくれるんじゃないかと。
だが、世界は無慈悲、そんな事は起こりもしない。
無慈悲に下着がブチブチと裂かれ女は完全にあきらめた。
この男に蹂躙されることを受け入れるしかない。
心の光すらも絞られ消えようとしていた。

しかし、無慈悲な下着破りの手は止まった。
男は手を止めたのだ。


「そういやァ...家のカギ閉めたっけかなァ...」


その一瞬だった。その一瞬の間に男は時速30キロで真横にフッ飛んだ。



「恐れ入りますサラリマンです。」



男を吹き飛ばしたのは真っ黒なスーツに身を包んだこの男だ。
名はサラリマンである。

「グゥ...俺に攻撃してくる野郎がいるとはなァ...」

瓦礫を踏み砕き眉間に皺をよせる男。

「ワタシは営業に来た」
「よって、貴様を殺す」

サラリマンは男を睨み付ける。
凶暴化した男よりも冷徹な目でこう告げる。

「名刺の準備は出来ているか?」



次回、「アンダーショーツは破れない」に続く

♯アンダーショーツは破れない

対峙する両者。お互いの視線は外れることはない。
風に吹かれズタボロになった持ち主不明のワンピースが飛んでいく。

「サラリマンとか言ったなァ」
「アンタ現代では女は男のおもちゃってのは知ってんだろォ?」

現代は女性が虐げられる世の中なのだ。
これは絶対に揺るがない世界の心理なのだ。

「知らん、私にそんなことは関係ない」
「ただ貴様を殺すそれだけだ!!!」

サラリマンは左腕を約90度に曲げ左右に揺らした
ボクシングのヒットマンスタイルである。フリッカーである。

「何だァ!!!そりゃ!!heeeeey!!!!」

金時計の男は叫び拳を降りあげる。
硬く握られた拳がサラリマンの顔面を捕らえるより先に
サラリマンのフッカージャブが金時計の男の首を弾く。

「グギャオォォォッ!!」

金時計の男は思った。リーチの長さは俺の方に歩があるはず。
何故俺の拳より早く届くのかと。


「ケェリィィィィィィィッ!!!」


サラリアンは叫びフリッカージャブを容赦なく浴びせる。
金時計の男の体は次第に血に染って行き意識も朦朧とし始める。
しかし止まることなく次々と飛んでくる鎌のように鋭い連撃
そこに慈悲はない。



「グボェッ!!!!!!」



金時計の男の体が大きく前に傾いた。
倒れるのだ、飛び交う鎌をたらふく喰らい致命傷なのだ。
しかしこのまま倒れる事を許さずサラリマンのダメ押しが命を絶つ。



「オマエには最高のサービスをしてやるッ!」



右拳を強く握りしめ振りあげる。

「ケリィーーーッ!!!」

時速800キロを越えるトップスピードで金時計の男の
顔面を無惨に打ち抜いた。


「契約成立ゥゥゥゥゥッ!!!!!」



首を失った金時計の男はフラフラとさまよいほどなく絶命した。
このサラリマンがやったのだ。無慈悲な男を慈悲な男が倒したのだ。
ヒーローとはとても言えないがサラリマンは確かに女を暴漢から救った。


「あ、ありがとう...」


女は感謝を告げ。絶命した。


次回、「クレイジー・タンゴ・ダンサー」に続く

Salaryman

Salaryman

  • 小説
  • 掌編
  • ファンタジー
  • アクション
  • SF
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-05-03

Copyrighted
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  1. ♯背広が来る
  2. ♯アンダーショーツは破れない