昨へと鱗粉
その鱗粉 翅の痕跡、
屈折贈与
斬新でぬくもり豊かな外傷は
結晶
顔になった 動物化して
感度から難度へと直進せよ
憂鬱を佇ませる日
変われ得ない日、
化け物の慟哭を聞いた、それは孤独のある音色だった
存在と色の相克
決して目の反動をあなたへと贈与したりしない、それは義憤に対する決意
喰う乱舞、淡泊の、緋色の蒼
腕は喰い千切られて
ここにたつきみはしらない
白濁の劣等感
世迷言、
その鱗粉 風の痕跡
翅の複動
灰色のレヴェル 黄色のレイプ
昨へと鱗粉