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春雨が降り続く慣れない街で
せかいの始まりを
ただひたすらに待っていた

いつか終わると信じて
なにも始めないまま
ため息だけを数えている

運命をいつも他人事にして
泣いていたのは誰だっただろう

世界は今日も確かに回り続けている


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  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-04-28

Copyrighted
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