たったひとりの

不思議な世界観の詩です。
ぜひ、想像しながら読んでみてください。

もしも、世界中に自分一人しかいなかったら
どんな気持ちかな
孤独を感じるのかな
話す人のいない場所
でも、誰とも話したことなかったら
人と話すことの楽しさは知らない
人の温もりを知らない
人がいる喜びを知らない
世界中に自分一人しかいなかったら
何を感じるだろう
孤独は感じないだろう
ずっと一人だから
それが孤独だということを知らないだろう

誰も手を差し伸べてくれないけど
一人で生きていける力を持ってるから
そんなの怖くないだろう
一人でも怖くないだろう
まわりのひとがみんな誰かと一緒にいるから
一人でいることが悪いみたいな雰囲気を作るから
みんな惑わされるんだ
一人でいることが恥ずかしいと勘違いするんだ

僕は負けない
一人でも怖くない
だけど家族の温もりを知っているから
世界中で一人にはなりたくない
家族だけは失いたくない
友達よりも大切な家族だから

もしも一人になってしまったら
泣くよりも先に立ち上がって
土を踏みしめて前に進め
誰もいないのなら
自分が王さまだ
食べ物を見つけて
寝る場所を見つけて
生きていくんだ
雨と友達になって
森と友達になって
ほら、ひとりじゃない
雨も森も
話せないから会話はできないけど
守ってくれる
雨水は喉を潤してくれる
森は日差しから守ってくれる
寝る場所を与えてくれる
生きていく術を教えてくれる

だから地球と仲良くなろう
今、世界中でたった一人になるなんてあり得ないんだから
人の温もりを感じて
人とたくさん関わろう
それが今を変える
自分を変える

たったひとりの

まとまりのない文章ですが、伝わるといいな、と思っております。
どうか、暖かい目で見守ってください。

たったひとりの

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-04-28

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