ふうわ
暁学園の続きです。
へったくそな性描写がはいります。御注意を。
「はあんっ…っやあ…要様あっ」
本当に男なのか疑問になるようなかわいらしい美少年が男にまたがって喘いでいた。
入って早々これか…男の顔が見えないが、邪魔されたことに怒っている様子がない。
俺が寮監室のドアのそばで美少年には気づかれずに突っ立っていると、要様と呼ばれていた男が俺を見ながら美少年に語りかける。
「なあ、おまえ俺の上で浅ましく腰振ってるとこ、あの平凡男にみられとんのきづいてないんか?
それとも、気づいとって見られては感じとるんか?」
関西弁?(俺にははっきりわからねぇ)で問いかけられた美少年はビクッと肩を震わせ、おそるおそる後ろを振り返った。その瞬間、耳を塞ぎたくなるような水音とともに美少年はソファへ転がった。俺も転がった相手も目を見開き唖然としていると、
「なあ、平凡くん。」
艶やかな情事特有の声音で耳もとに囁かれた。
ふうわ