春色レポート-2-

-過去-
流愛への猛アタックの末、まぁ...1日で落とせる、と考えていたのが今になっても落とせない。
あれから半年もたってるのに...
半年も猛アタックしてると、さすがに流愛のことがよくわかってくる。
不思議に思うことが2つ...1つは「元彼いるん?」とか話題をふると必ず顔をそむけること、2つ目は
絶対にあっちから話かけてこない。
少しは話しかけてもおかしくない..はずなんだが...

-side yuzuki-
告白されたあの日...何故か口が勝手に「ごめん」と動いた。
私は告白をOKしようと考えていた。新しい一歩、というものを踏み出すために...
憐はもういない..そういう事実を受け止めるため..いや、正直言うと忘れたいためにOKしようと思ったんだ。
でも、今更「やっぱ付き合いたい」なんて到底言えなくて話しかけるのが気まずくって話しかけられない。
他にも元彼のこととか聞いてきて、それで...憐のことを彼に伝えられないっていう罪悪感が大きい。
まぁ...彼氏でもない相手に何で罪悪感なんだろうって思って、考えてみた。
出てきた答えは単純に玲也が好きになったから、という答えだった。


--.....

「玲也...」
放課後、少し話がしたい..そう言って、玲也に教室へ残ってもらい勇気を少しだけ振り絞り言った。
「もしあたしのことまだ好きでいてくれるなら付き合って下さい」
玲也の顔は驚きで満ちた顔だった。
「好きだけど...その前に1つ聞きたいことがある」
「なに?」「何で元彼のこと聞くと顔そむけるの?」
「え...?」「あ..なんかごめん。だけど絶対顔そむけるから気になってさ、もし教えてくれるのならまぁ...聞きてぇなと思って」
「うん。教えるよ。」そう言って私は慎重に話した。自分が知っている限りのことを全て....
                                To be continued

春色レポート-2-

春色レポート-2-

  • 小説
  • 掌編
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2012-03-09

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