Lunatic Butterfly

ヒラヒラと舞う君は どこか儚げで脆い身体
咲き誇る花の中へ 身を投げ堕ちていく様は
Lunatic Butterfly…

硬くて狭い退屈な毎日 まだサナギだった頃の事
君は必死にもがいていた 早く大人になろうと
狂おしい程に求める自由 そこは未知の世界だった

ある日誰かのナイフが突き立てられ 君は図らずも蝶になった
濡れた身体そのままに君は羽根を広げ その瞬間に誰もが息を呑む

ヒラヒラと舞う君は 極彩色の羽根を広げて
大輪の花の渦へと 潜り込み蜜に冒されていく
Lunatic Butterfly…

美しく艷めいた羽根に魅入られ 心を惑わされる数多の花
狂ったように振り撒く 媚薬のような魔法のパウダー
ソレを味わおうと願う花々 今宵も花弁が幾多も開く

蜜に塗れた羽根は妖しく輝き 滴る甘い匂い纏い去り
ずっしりと重みを増す孤独と羽根 求めていた自由は何処？

ヒラヒラと舞う君は 決して羽音を立てない
そう飛べない蝶の君は 今日も羽根を引き摺り歩く
Lunatic Butterfly…

(Many Flowers says…)
She always lonely and she has finding something.
I can't see she fly in the air when I was dreaming.
"And…
She was always hiding a secret."

ヒラヒラと舞う蝶は 傷だらけボロボロの君
羽ばたけぬと知ったあの日 絶望を快楽で誤魔化し
ヒラヒラ蠢く羽根で 魅了する事が生きる術で
今その羽根がもぎ取られる時 狂気の声が響き渡る
Lunatic Butterfly… Lunatic Butterfly…

…Butterfly.