もし、世界にゾンビが現れたら

つまらない世界から抜け出したい。

そう考えている毎日

なんで働いてるのか

高校卒業して、働きにでて、1人になって気づいた


登場人物
主人公 俺

仲間
カケル(部活仲間)
ジャン (同じ)
ナツ(一つ下の後輩)

大切なのは金じゃない
どこに行こうが、何を食おうが1人じゃ楽しくないし美味しくない

そう気づいた時に、ふと空想を抱いた

世界が180度変わったら、生きるのに精一杯な世界だったら
何を守るのか

4月14日

ピッピッピッピピピピピピピピ カチャ

もう6時か 眠いな〜

あ、そう言えば隕石はどうなったんだろう

ニュースをつけると、隕石は世界中のいたるところに降ったそうだが
大きな影響は無かったようだ

なんだw つまらねーの
隕石で首都機能が停止したりしたら面白かったのに

そんな事思いながら、朝食をとり会社の支度をした

通勤してても隕石なんて知らないかのようにいつもと同じつまらない
朝だった。

4月13日

『俺、何してんだろ』

高校卒業して会社の研修の為東京にきている。
残り2週間
毎日スーツを着て通勤している自分が嫌いだ
俺にはやりたい事が沢山ある。

世界を見て周りたい

自分の店を持ちたい

でも今1番したいことは...

『あいつらと遊んでいたい』

高校の部活仲間で、毎日バカやって、ケンカしてでも仲直りして
俺が今まで生きてきた中で1番信用できるやつら

1ヶ月の研修の、まだ半分しかすぎてない
でも、1番大切なものに気づいた

そんな日の研修終わりのホテル



明日も早いし、ニュースでも見て寝るか

ふと、テレビをつけた

『たった今入ったニュースです。 無数の小型の隕石が地球に向かっている模様です。
衝突範囲は広範囲になる模様です。ですが専門家によると、隕石自体は大きくなく直截当たらない限り影響はなく、多くは大気圏で消滅する模様とのことです。』

隕石降ったって、日本の会社は平常どうりだろうなw

そんな事思いながら眠りについた。

4月24日 新幹線

今日で研修最後だ!
やっと帰れるぜ!

ウキウキしながら通勤の準備をしながらニュースを見ていた。

『現在、原因不明のウイルスにより世界中で同じ症状の人達が出てきています。
症状は、高熱 吐き気 などが起こり時折意識が無くなるようです。
感染者は世界中で2万名を超えるようです。日本でも感染者は1000名弱とこ事で、
全員、隕石が降ってきた後から発症者が出てきており、宇宙からの未知のウイルスとの声も上がっています。』

おいおい、まじかよ

あいつらは大丈夫だよな LINEを送りとりあえず会社へ向かう。


あぁーやっと終わったぜ!!
研修が終わり帰りの新幹線へ向かう。

『おっ』

返信がきてた

カケル『大丈夫だぜ!』

ジャン『うぅっヤバい... うそw』

ナツ『( ̄^ ̄)ゞ』

ハハw
大丈夫そうだな


『今から帰るぜ!!』

そう返信して新幹線に乗り込んだ


明日はあいつらに会いに行こう。


新幹線の中で一眠りしていた。

『キャー』 『離れろ!』
いきなり女性の悲鳴や男性の怒鳴り声が聞こえて目が覚めた。

ふと、声の方を見ると...


【グチャグチャ】
通路の真ん中で、倒れている30代くらいの男を
若い女性が噛みついてる

いや

食べてる!?

『うぁ!!!』

思わず悲鳴を上げてしまった

どーする!?どーする!?

皆が俺の後方の方に下がっていく

あの女性が俺の方を見た

立ち上がってよってくる!?
やばい!!

通路は狭く後方に下がろうにも下がれない

あれはなんだ!?

すると、後方から声が
『気をつけろ!そいつに噛まれたりひっかかれると
感染するぞ!』

感染!? あれ? ああ未知のウイルスどーこー言ってたな

ん!? でもなんであんなに、いや、今はとりあえず
あいつをどーする

『!!そうだ!』
スーツを脱ぎ、女性の頭にかぶせた

スーツの上から捕まえた!

『おい、こいつどーすれば!!』

『こっちだ! トイレ閉じ込める』

新幹線のトイレになんとか、この女性を閉じ込めた
女性にしては、力が強く押さえるのが精一杯だった。

『おい!? 何してる!』

あの、女性に腕の一部を食べられた男性を別のトイレに閉じ込めていた

『死んだ? 死体をそんな風にあつかうなよ!』

すると
『もしものためだ。 感染者は死んでまた生き返る
そして今みたいに襲ってくるそうだ。』

なんだそれ つーかなんでこいつ詳しいんだ?

おいっ と言おうとした瞬間

『とりあえず携帯でニュース見ろ』

ん? 携帯で調べてみる・・・

ニュースによると

原因不明だか未知のウイルスが急速に発症している
高熱をだして亡くなっていく
そしてなんと、生き返ってくるそうだ
世界中で同時に起きてるらしい

クソ、なんだよこれ

『next FUKUSHIMA next FUKUSHIMA』
アナウンスが流れる

頭の中も整理できないまま、地元に着いた。

4月24日 FUKUSHIMA

FUKUSHIMA駅に着いた

頭がまだ整理できていないが、
広場に向かいタクシーを停める

『おい!こっちは安全なのか!?』

運転手『なにが?』

『なにが!?って感染者は!!』
は? なんともないのか

運転手『すみませんね、今のいままで眠ってたんでラジオつけますね』

『・・・未知のウイルスに感染した感染者が急速に発症し
ゾンビのようにまた動き出すということが世界規模でおきています。
噛まれたりひっかかれると感染する恐れがあるので
近づかないようにしてください。』

運転手『・・なんだこれ エイプリルフールか?
違うよな?』

『今、新幹線の中でこの感染者に襲われた』
運転手『ええ!? 大丈夫なんですか?』
『ああ、大丈夫だ。 とりあえず家まで送ってほしい』

運転手がおどおどしている

運転手『ああはいっ わかりました』


被害はまだそこまででていないよ・・・
いや、所々で感染者と思われる奴らが
人に襲いかかっている

『クソっ なんだよこれ』

運転手『・・・・・』

『おいっ 次の曲がり角右だ!』

運転手『・・・あっ はい!!』

この反応も当たり前か

家族は!?あいつらは!?
大丈夫か

『あそこで泊めてくれ』

家に到着した

『いくらだ?』
運転手『いやいや!、!いいです
早く私も帰りたいんで では!』

もう発進して進んでいった。

家族は!?

ガチャ

ガチャガチャ

鍵が閉まってる 『ピンポーン ピンポーン』

反応がない クソっどうした

ガチャ 父『おっ! 無事だったか
全員無事だ』
『今から避難所に向かう一緒にこい!』

『いや、ちょっと待って 無事を確認しないといけない奴らが』

父『・・わかった
小学校の体育館だ! 早く来いよ』


『ああ!』

よし、まずはジャンの家か

自分の車に乗り込み、

『一ヶ月ぶりだな運転するの』

ジャンの家に向かい走り出した

もし、世界にゾンビが現れたら

もし、世界にゾンビが現れたら

働く意味がわからない つまらない 世界が変わればいいのに そんな事思ってる 俺 の世界が ある日いきなり変わった

  • 小説
  • 掌編
  • アクション
  • ホラー
  • SF
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-04-13

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

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  1. 4月14日
  2. 4月13日
  3. 4月24日 新幹線
  4. 4月24日 FUKUSHIMA