生きること

人は皆、幸せを手にしようとするけど、
誰もが、本当の幸せを知らずにいる
私のような異な人にとって
幸とは、雲の上のものだけど
それでも、少なくとも貴方よりは
真近に感じられる

辛いのなら逃げ出せばいい
目を背けることは弱くなんかない
自分が信じた方へと
一生懸命羽ばたけばいい

突然、明日全ての終わりが来るとしても......
ここに残る家族や友人、恋人に
笑っていようよ
突然、長い夜が明けてもそれでも私は......
淡く光る、青い蒼い空の彼方へと、飛んでゆけるかな


幸せって簡単に手に入るものじゃないと
分かってたはずなのに、手をのばしたくなるの
それはきっと自分の本音に
気づいていないからだろう
どうすれば、この胸の孤独を
表すことができるだろう

死にたいのならそうすればいい
それが貴方の信じた道ならば
人の決意を止めるものは無い
止められるものは自分だけだから

迷い迷って、先の極みは生きるか死ぬかだと
人は皆、そうやって答えをすぐに決めてしまうの
迷いの先にあるものそれは
迷いしかない
みんな、永遠の矛盾の中でしか
生きられないのさ


例えどんな、苦難が待っていようと
それでも私は......
淡く光る、青い蒼い空の彼方へと、飛んでゆけるかな
人は皆、いつか死ぬけど、それでも私は......
誰かの心の中で永遠に
生き続けたい

辛いのなら逃げ出せばいい
全てを終わりにしたっていいさ
だけどその前にちゃんと
生きた証を、さよならで伝えよう

生きること

生きること

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2012-03-05

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