Bar Raincheck

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 人が心に穴をあけ、人がその隙間を埋めていく


 7. Night and Day   for Shizuka


 過ぎてしまえば、あっという間だった。

 和哉と別れてから1週間が立った。部屋の壁にかけてあるカレンダーを見ながら思う。
あれから、泣いたし、周りに心配されたし、同僚の人と何回もご飯を食べに行き、愚痴った。

 私の話を聞いた人は(まあ、私の言い方もあるかもしれないが)浮気したその男が悪いと言ってくれた。
でもわからない。そう言われても私はスッキリしなかったし、私が悪いと言われたい訳でもなかった。


 ただ、少し落ち着いてきて思った事は、ある程度彼の異変に私は気づいていたのだろう、ということ。
なんとなく上の空だったり、私といるときに携帯の画面を気にする事が増えていたから。

 遅かれ早かれ、この結果だった、と今なら思える。

 ・・・・・・それよりも。

 カレンダーから目線をさらに上に持って行き、時計を確認する。


 —18時05分。


 
 私と和哉だけだったらもっと醜く、別れていた気がする。上手に想像する事ができないが。もしくは、和哉に
うまく言いくるめられて未だに別れられずにいる、とか。


 まるでピンチのときに颯爽と登場するヒーローの様な、あの人がいたから。


「行かなくちゃなあ・・・・・・。」

 
 私は重い腰を上げて、クローゼットの扉を開いた。


 
 to be continued.

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更新が久しぶりになり大変申し訳ありません。。。泣

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過ぎてしまえば、あっという間だった。

  • 小説
  • 掌編
  • 恋愛
  • サスペンス
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-04-07

CC BY-NC-ND
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