超絶一家① 入学

超絶一家① 入学

キャラ構成はこんな感じです。
イザナミ……母
イザナギ……父
クシナダ……長女 高2
ヤマタケ……長男 高1
ツクヨミ……次女 中3

阿修羅、毘沙門天……未定

※キャラ崩壊あり

来るべき春の日、超絶一家の朝が始まった。

イザナミ「遅れるぞ。 早く食べろよ。」

クシナダ「また焦げてる………」

イザナミ「ふん、そんなの火力に耐えきれない食材の方が悪い。」

ツクヨミ「そういえばお兄さんは今日が初授業の日ですね。」

ヤマタケ「ああ。 昨日は入学式のみだったからな。」

イザナギ「いよいよ高校生活が始まる訳か~、頑張れよ!」

ヤマタケ「はい。」

そしてヤマタケが食事を終え、学校へ向かった。
その途中、ヤマタケは小さな青鬼にあった。彼はヤマタケの1つ下の後輩にあたる。

青鬼「先輩! おはようございます!」

ヤマタケ「おはよう。」

青鬼「先輩、ご入学おめでとうございます! 思えば色んな事がありましたよね~。例えば……」

ヤマタケ「お前の前では単語帳を開いたのみだったが?」

青鬼「あ、そういえばそうでした! では、こっちなので失礼します!」

青鬼とも別れ、しばらく歩いてヤマタケは入学先の〔町勝斗高校〕へ到着した。
ヤマタケが校門を通り抜けた次の瞬間、

ヤマタケ「はっ!」

攻撃の気配を察知し、ヤマタケはその場から少し動いた。すると目の前をレーザーが通り過ぎて、近くにあった木に穴を空けた。

ヤマタケ「今のは一体………?」

???「ほぉ、俺のレーザーをよけるとはな。」

???「なかなかやるな。 アイツ。」

ヤマタケ「誰だ!」

するとヤマタケの目の前に2人の男が現れた。

???「何を隠そう我は帝国の支配者! 〔チンギス・ハン〕!」

???「俺は誰にも負けないぜ! 〔ヘラクレス〕!」

チンギス・ハン「水属性を仕留める俺たち2人には!」

ヘラクレス「グリーンファンタジー 緑色の明日が待ってるぜ!」

ヘラクレス「な~んてニャ(裏声)」

ヤマタケ「…………………。」

ヤマタケはこの状況に対しどうすればいいか分からなくて声を出せなかった。

ヤマタケ「何なんだお前達は! 誤解されるから変に声をかけるな!」

ヤマタケが行こうとしたとき、突然チンギス・ハンが飛びかかってきた。

チンギス・ハン「逃がすか! くらえ必殺………」

ヤマタケ「いざ!天下無双の剣! ストライクショット!」

チンギス・ハンがストライクショットを撃とうとしたことに反応し、ヤマタケもストライクショットで返してきた。ヤマタケのストライクショットによってチンギス・ハンは倒れた。

ヘラクレス「チンギス・ハン!」

ヤマタケ「なかなかの才能だな。 だが、私も急いでいるんだ。入学早々日直なんだ。」

ヤマタケが通り過ぎようとしたとき、

チンギス・ハン「待てぇ!」

チンギス・ハンがヤマタケの腕に手を伸ばしてきた。するとチンギス・ハンはヤマタケの腕についていた数珠を引きちぎった。

チンギス・ハン「ウチの学校は………… ブレスレット及びアクセサリー関係は………禁止だぜ………」

倒れゆくチンギス・ハンの胸には〔町勝斗高校風紀委員会〕と書かれたバッチがついていた。それは一緒にいたヘラクレスも同じだった。

ヘラクレス「チンギス・ハン! しっかりしろ!」

ヤマタケ「一番風紀を乱しているのはお前らだろ…………」


そして何とかヤマタケはクラスにたどり着いた。
最初は担任の紹介、クラスメイトの自己紹介、そして学力テストで終わった。
1日の日程を終了し、ヤマタケが帰ろうとしたとき、声をかけられた。

???「ねぇ、改めて確認するけど君ってヤマトタケル君だよね?」

ヤマタケが声のした方を見るとそこには水色の髪でロングヘアーの女子生徒がいた。

ヤマタケ「そうだが。 あなたは確か………」

???「〔ナポレオン〕よ。」

ヤマタケ「それで、私に何か用か?」

ナポレオン「入学式の日見たけど、君のお母さんってイザナミさんだよね?」

ヤマタケ「……………そうだが、それがどうした?」

ナポレオン「やっぱり! 1回会ってみたいんだけど、いいかな?」

ヤマタケ「…………分かった。 一度確認しておく。」

ナポレオン「やった! それじゃあ、返事待ってるからね!」

ヤマタケ「?」

ナポレオンの目的とは一体………?


─続く─

超絶一家① 入学

超絶一家① 入学

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-04-03

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