ふるえる


君の声が
ふるえる

手の骨につたわる
血液のぬくみ

最近ちょっとやせたよねって
会えない時間が糧となって
背中に落ちる
命の雫

涙ではなく祝福を
明日ではなく希望を

私のあげたいものは
あなたがくれたもの

巡る命
心を置き去りにして

だから

あなたの手を取って
教えたいのあなたに

君の声が
ふるえる

その時は
いまそこに




.



.

ふるえる

振動とか、循環とか、大好き

ふるえる

生死よりももっと身近な何か

  • 韻文詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-04-02

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