×ゲーム

 いつも通りに学校に登校する。
 「林田金持ってきた〜」
 いきなり後ろから肩に手を置かれた。
 糸谷佑美、悩みの種であり、昨日話した×ゲームの対象。
 「なんだよその顔、お前らも見てみろよ」
 周りのモブも笑ってる。
 私は鏡を取り出して顔を見た。
 「…何これ」
 顔には子供が書くようなぐるぐるのほっぺ、一体誰が…いやこれは完全に昨日の少年の仕業。
 「ダッセー」
 私は急いで顔を拭いた。
 「放課後来いよ」
 そう言って糸谷は学校に行った。
 ブゥーン ブゥーン
 私の携帯が鳴ってる。
 一体誰?私にはかけてくる人なんていないのに。
 「はい…」
 「やぁ顔の落書きどうだった?」
 かけてきたのは昨日の少年。 
 「恥をかきました」
 私は気になってることを聞く気にはなれなかった。
 「じゃあ早速×ゲーム開始するね」
 「もうですか?」
 「そう」
 この場所で何をするのだろう?
 「最悪ー」
 糸谷の声が聞こえてきた。
 見たところ鳥の糞が落ちたようだ。
 「×ゲームってこれですか?」
 「そうだよー」
 なんて間の抜けた声。
 「こんなので私の気が晴れるとでも?」
 「良かったその様子だと同情はしてないようだね」
 「同情も何も」
 「×ゲームはまだまだ続くよ、期待してね、じゃあ」
 そこで電話が切れた。
 私には全然喋らせてくれない。
 まだまだ続くよってどうせ小さいことでしょ。
 そう思い私は学校に向かった。
 「あっ遅刻だ」
 
 「あの娘×ゲームに同情せずに過ごせるかな」
 

×ゲーム

はいどうも紅羽です。今回は更新遅れてすみません(^_^;)
読んでいただき本当にありがとうございます
ではまた次回

ここからは雑談を…
新学期みなさんはどうですか?
新入生、新社会人、新ニート形はどうあれそんなみなさんはNEWです。今までいろいろとあったでしょうが気持ちを一新頑張ってください!
自分も頑張ります。

×ゲーム

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-03-29

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