『ノースリーブの白い肌』 陽月 光(あきつき ひかる) 『ノースリーブの白い肌』 風がそよぐと 木々がざわめく 君の耳たぶは 異国の香り 歯をたてた僕に 身を引いて微笑む 瞳の奥の怯えを 歪んだ空気に乗せて はにかんで目を逸らす 君の肌は透けるように白い 『ノースリーブの白い肌』