私、君に恋したみたいです。
この小説は、学園恋愛モノです。
初作品ですが、これから頑張ります!!
今、ページを開いてみてください!
あなたを、不器用な恋愛の世界にお連れします──。
恋ってなんなの‥‥?
私、紫吹麗華。
美南原学園(みなみばらがくえん)2年C組の生徒──に、今日なるの。
前の学校では、とてもうるさい性格だったけど、今回の学校では、少しクールな性格にするわ。
もう大切な友達を失いたくないから──。
コンコン──
「今日から転入する紫吹です。」
「おぉ!来たか!入りたまえ!」
威勢のいい声が聞こえてきた。
中には校長が一人しかいないと聞いているが、本当にそうなのだろうか。
誰かと校長が声を合わせて叫んでるんじゃないのか?
そう思わせるほど、うるさく、大きな声だった。
(こんな校長の学校で、やっていけるかな‥‥)
そんな不安を抱きながら、重い扉をゆっくり開けた。
「やぁ!よく来たね!まぁまぁ座りなさい!」
「は、はぁ‥‥」
無理だな。
直感的にそう思った。
いちいち声が大きい。
ずっと聞いてたらすぐに鼓膜が破れそうだ。
「えーっと?紫吹麗華さんだね!2年C組に今日から行く!!」
「はい、そうです。」
「そうかそうか!!まぁ、最初は何かと大変だろうがね、C組は賑やかで優しい良いクラスだから気楽にやって行きなさい!」
「はぁ‥‥」
苦笑い。
ついていけないよ、このテンション。
「そろそろ来ると思うんだがね──」
「誰が来るのですか?」
「君の担任だよ!C組の担任!!」
すると、その言葉を合図にしたかのようにドアがノックされた。
コンコン──
「前島です。前島安城(まえじまあき)です。」
「おぉおぉ!遅かったじゃないか!さぁ入れ!!」
ガチャッ──
重い扉を、前島さん?は、普通に開けた。
まるで、普通の部屋の軽い扉みたいに。
「ペコリ)遅くなってしまい、申し訳ありません。生徒たちに囲まれてしまって。」
「ハッハッハ!!やはり君は人気者のようだな。紫吹くん、この人が君の担任の、前島安城先生だ。」
「あ、初めまして。紫吹麗華です。」
紫吹くんってのがちょっとアレだけど、まぁ、学園ならよくあることだね。
そう思って、前島先生にお辞儀した。
前島先生は、20代後半らしき見た目で、結構カッコイイ。
こりゃ、人気者っていうのも文句ないわ。
「前島安城です。よろしくね、紫吹さん。」
「はい。」
まぁ、私はイケメンだからってキョーミはないけど。
校長室を出て、教室へ向かう廊下で前島先生が私に話しかけてきた。
「君、前の学校ではどういうキャラだったの?」
「え?あ、えっと──」
突然そこ聞く!?
な、なんて答えよう──。
「あ、ごめん、マズかったかな?」
「いえ、別に。普通でしたよ。」
「普通?」
「はい。」
「──そっか。」
なんかあいまいに話題が終わったけど、私にとってはそっちのほうが都合が良い。
「あ、ここですか?」
2年C組と書かれた看板を見つけ、立ち止まる。
前島先生もハッとして看板を見た。
「そ、そうです。ここですここ。」
──なんか様子おかしい。
「じゃあ少し待っててくださいね。」
先生が中へ入り、ドアを閉めた。
すると後ろから──
「君誰?」
と声がした。
ハッと後ろを向くと、──1言でまとめるけど──美男子が立っていた。
黒い髪とダークの瞳。
スラリとした背と手足。
「転入生。」
ま、キョーミないけどね。美男子だからって。
「君、このクラスには似合わないよ。」
そう言って、美男子くんはC組へ入って行った──。
私、君に恋したみたいです。
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。
さてさて、私とした事が、この小説を書きながら、次はどうしようかと考えておりました(///ω///)お恥ずかしい話ですね笑
今回の小説、いかがでしたでしょうか?
初作品ということで、多少なりともお楽しみ頂けたら幸いです。
それでは、次回もぜひ読者になって下さい。