クズ同士サイテーな2人

あんたってサイテーね
私もだけど
でも2人そろえば
オソロイ なんてね

ふたりで手を噛み合うの
血が出れば僥倖
体液の循環

共有する遺伝子は
体内をめぐって
内側から変えていく
私とあなたを

小さなオタマジャクシが
泳ぐ海
赤い海
白い波
ごぼごぼ
おぼれる
私たち

落ちる感覚はとうに
消え失せて日常に
一緒におちれば
たがいを見てれば
落ちてるようには見えなくて
錯覚
トラップ
不思議なアリス
これは夢じゃないから
言い訳もできない

目をつぶっても
手をつないでいては
あなたはいなくならないのね
ザンネン
ムネン
マタライシュウ

充血する体の部分は
まんまそれ
愛なのかしら
だなんて
もっともらしい事言わないで
陳腐だわ

クズで最低な2人は
一緒に落ちる
夢から覚めて

何処に落ちる?
もちろん、此処に。





クズ同士サイテーな2人

また、ここから小説書けたらいいなと思ってるだけで、多分一生書かないのでしょう。
題名は上手くいったと思います。

クズ同士サイテーな2人

なげやりなのはよくないと思います。

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-03-22

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