×ゲーム

 夜、正確な時間はわからないけど夜と言われたから学校に来た。
 夜の学校は昼の学校とは印象が"ガラリ"と変わり不気味な雰囲気すらを思わせる。
 「学校とは言われたけど」
 着いたのはいいが、大まかな場所しか聞いてなかった、本当にあってるのか不安になる。
 ドンッ!不意に後ろから誰かに殴られた、目の前が真っ暗になった。
 暗い部屋、灯りなんて何一つ無い。 
 「ここは…」
 「ようこそお嬢さん!」
 暗くてはっきりとは見えなかったが、少年だと思った。
 声は男の声ではあるがまだ喉仏が出てないような声。
 そう考えていると少年は、話しかけてきた。
 「お嬢さん怪しんでるね?無理もないと思うよ、僕だって怪しむからね」
 少年は子供とは思えないほど歯切れよく話してきた。
 「お嬢さんは招待状をもらってここに来た、違うかい?」
 「そうだけど…」
 「じゃあ早速願い叶えてあげる、さぁ人を××してほしい?それとも一生遊んで暮らせるお金?不老不死」
 「え…私は」
 少年は遮るように話した。
 「わかってる、あいつが招待状を渡すのはそんなつまらない願いを言いに来るやつじゃない。」
 「じゃあ私の願いは?」
 私ですらわかってない私の願い、それを少年は言った。
 「自分の周りへの×ゲームだね」
 月光が差し込み初めて少年の顔を見た。
 
 

×ゲーム

はいどうも第二回目です。
読んでいただき本当にありがとうございます。
私事になりますが最近買い物に行ったら、すごいですよ!!艦これブーム、いやぁすごいなぁと思いながら家でやってるんですけどねw
飛龍出ませんね。
ではまた次回に~

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  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-03-16

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