泣き虫のひとりごと

愛した未来はどこだっけ
たまに見えなくなる
ここにいる理由とか意味を
求めてわからなくて泣いた
みんな口を揃えて
僕を泣き虫呼ばわり
強くなんかないのに
悔しくて強がってみた
そしたらまた泣けてきて
変われない自分が嫌になった

君に話してみたら
そのままを受け入れてくれた
大丈夫だって言ってくれた
何気ない優しさが心に染みて
また涙が落ちそうになったから唇噛んで誤魔化した
潤んだ瞳を見て君は小さく笑ってた

2つ並んだ自転車が
どちらからともなく
動き出す
手を繋いでるわけでもないのにドキドキするのは何でだろう
何も言わないでただ見つめてくる目が
いじらしくて恥ずかしくて
でまかせばかりが走りだす
結局つまりは君が好きなんだ気づいて欲しいだけなんだよ
心の奥を汲み取ってよ


誰かに馬鹿にされたって
僕が味方になるからって
いつでもそばにいてくれて
本当にありがとう

泣き虫のひとりごと

泣き虫のひとりごと

  • 随筆・エッセイ
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-03-15

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