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誤字脱字あればすいません。
自分で書いといて話の意味がわからなくなりました、、、はい。
そして前書きの意味がイマイチ分かって下りません。

僕は何時も夢を見ていた。

僕はいつも夢を見ていた。
それは綺麗な夢だったり、怖い夢だったり、はたまた楽しい夢だったりした。
夢の中の僕の立ち位置はいつも、どんな時でも傍観者だった。
ただ見ているだけで、夢の中の人達に気付かれているのかも分からない傍観者、
それは僕が望んでなりたかった位置では無かったけれど、あまり気にする事もなく
その立ち位置を静かに守り続けた。

そんな代わり映えしない夢を見る日々に、突然、彼女はやってきた。
「本当はあの中に交じりたいんじゃないの?」
そして、彼女はまるで僕が見えている風に話してきた
「君は僕が見えているの?」
聞き返してはみたけれど、やっぱり返事が返っては来ないんじゃないか?
僕はそんな不安に駆られた。
なんでだろう?話しかけられないのは何時もの事だったろうに、
でも君はそんな僕の不安を事もなげに吹き飛ばした。
「あったり前じゃない!ん?君、他の人達に見えてないの?」
「多分ね、そうだと思う。」
正直に言ってみたら驚くほど自分の中に(僕の姿は皆に見えない)という事実か定かではない僕の想定した答えが降り落ちて来た。
「はい、これあげる」
そう言って彼女が渡してくれたのは、よく冷えたサイダーだ
蓋を開けるとプシュッっと言う何とも耳当たりの良い音が響く
「美味しい」
そう言うと彼女は僕の顔を見て
ただ一言、
「良かった」
と心からの笑顔を僕にくれた。

その朝、僕は昨日見た夢をおぼろげにしか憶えていなかった。
いつもはどんな夢でも細かく憶えていたのに、、
「おかしい」
そう口にした途端心の中に嫌な感じがした。
それでも嘘だと思いたかった、だから僕は学校に行ってバイトが終わった後
家に帰ってすぐに寝た。


「見えない」
あれから4時間の時間が経っている
見えない、、
見えない、、
その事実だけが僕の心に深く突き刺さっていって、、
「痛いよ。」

僕のあまり望んでいなかった傍観者という立ち位置が今、どうしようもなく僕の一番望むものになった。
お願い
お願いします。
どうかもう一度彼女に逢わせて、、

しかし僕の願いはこれから一生、叶うことは無く、
それは僕が高校2年の出来事だった。


あれから6年の歳月が経って、僕はもう22歳になって、、しかし、いくら月日が経っていようとも彼女の事は忘れることが出来ないでいた。

でも今は就活の真っ最中、いくら僕といえども彼女の事に頭を回す余裕は無いし、
思い返すと彼女と会えなくなって以来夢を見る事もなく、ただただ(眠る)という行動を、
体を休めるだけのものという行動にしか捉えていなかった。
「あ~眠い」
今調度電車の中だし、降りる駅はまだ先だし、
「ちょっと寝るか」


「お客さん、お客さん!」
ん、、何だ?声が聞こえる
「はい、なんでしょう」
少々寝ぼけた声で言ってしまった、
「お客さん、此処終電ですよ?」
あ~、終電かよく眠たな~、、、
って
「えっ!?え!!?」
終電?そんなに寝てたか?
まずいぞ、非常にまずい。でも案の定夢は見なかった。
それから仕方なくその電車を降りて今夜のホテルを探すことにしたんだけれど、、、
「全室満員ってどーゆう事だよ」
今日に限って何なんだ一体、、でもな~
「今からの時間電車ないし、、」
タクシーは高いし、、
公園でぶらぶら考えていると、電灯の明かりに影が出来た。
誰だろう?こんな時間に歩く人って、、
すると僕の目の前に影の主であろう人の手が伸びてきた
「こんなところで、どうしたの?」
声は、若い女の人の声。
「はい、これあげる」
ーーその手にあったものはーー
「サイダー、、」
忘れもしないあの日の記憶。
ゆっくり顔を上げる僕は泣きそうになった
嗚呼、嗚呼
僕は幻を見ているのだろうか、神様どうか、これが夢では有りません様に、
そして僕は問いかける

「君は僕が見えているの?」


「当たり前じゃない!だって、一回逢っているでしょ?」
その時の彼女の顔を僕は一生忘れない、

「最高の笑顔だ。」

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初めまして、真と言います。
初投稿です。
本当に拙い言葉で呆れますが、、、( ̄_ ̄|||)
読んでくれたそこの貴女、貴方に感謝を込めて。
ありがとうございました。m(__)m

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  • 小説
  • 掌編
  • 青春
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-03-14

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