『タイトルが入力されていません』

『生きている意味ってなんだっけ』『わからない』

『タイトルが入力されていません』
作者:No name

もう何千何万回繰り返した問いだろうか
「生きてる意味って何だっけ」

毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日
毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日
毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日
毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日
の後も気が遠くなるほど毎日がノンストップで続き、昨日と変わらない景色を見て、昨日と変わらないような作業を淡々と消化する。
そんな中でも、「明るい未来」を夢見て、小さな希望にしがみついて、日々生きている。というより生かされている。
「人はなぜ生きるのか?」
「死ねないから」
いつぞやの、道徳の心を身につけさせてくれるありがたい授業で、教師がそう尋ねたので僕はすぐにこう返したところ、教師は、何とも形容しがたい表情で、
「答えは人それぞれだと思うが、私は日々努力して、目標を達成して、幸せになるためにあると考えている」
などと、答えになっていない答えを吐き出し、いそいそと出て行った。
その幸せって奴は、そんなに遠いものなのかな
もしかしたら周囲に転がってたりするんじゃないのかい。
そもそも、ほとんどの人は「『自分が』100%確実に間違いなく御多分に洩れず『死ぬ』」ということを忘れている。あるいは努めて忘れようとしている。
「日常と呼ばれる連続する同じ経験」に肩まで浸かることで、恐怖を麻痺させ、自分は永遠に生きる、と言い聞かせて生きている。
2人はいつまでもいつまでも幸せに暮らし・・・なんてことは、残念ながらない。
どんなに努力したとして、永遠の幸せはあり得ない。全ての生物に待っているのは、「平等」な死だ。
死は、平等に訪れる。
・・・・あくまで回数的には。
全ての生物に1度きり。
ただし時期的には、不平等極まりない。
0歳で死ぬものもあれば、100歳まで生きるものもいて、そもそも生まれてくることができなかった命もあって、お迎えの時期は、神のみぞ知るってやつだろう。
神が人間を作ったのか、それとも人間が神を作ったのか、どっちだったか定かではない。
仮に神様って奴がいたとして、僕は一発ぶん殴りたい。

『タイトルが入力されていません』

『タイトルが入力されていません』

『概要が入力されていません』 『概要が入力されていません』 『概要が入力されていません』 『あるいは、入力する気がありません』 『君はひねくれてるね』 『そうかもしれない』 『けれど人はみんなどこかひねくれてる』 『隠してるだけで』 『そういうものかな』 『ああ、そういうものさ』

  • 小説
  • 掌編
  • SF
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-03-12

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