King into the rain

あなた以外は見えなかったあの頃 眩いライトを浴びて輝いて
危険すぎる程にSexy自信たっぷり俺様 まるで王様のような態度
ねぇ…遠巻きに見てた頃が お互い一番幸せだったのかもね

出逢いに後悔はない 偶然通りかかった日に見初められた
余裕ぶったあなたの態度は 私の纏う哀しみに崩れ去った
気付けば強く抱き締められていて 耳元で響く鼓動はHighで
何度も振り返り手を振るあなた…もしかして?もしかして?

暗闇の中ライトに照らされて 一瞬で私を見つけるあなた
いつもとは違う王様じゃない 柔らかな笑顔を浮かべたまま
そっと差し伸ばされた手を無意識に私は掴んでいた
あなたの目に私が映る ただそれだけで良かった

あなた以外が見えないのは何も私だけだったわけじゃなくて
沢山のプレゼント恋文いつも届いていた きっと私もその一人
違う…君だけが特別だからね あと何人に同じ言葉囁いているの?

想い合っていることなんて あなたの態度の急変で分かるの
いつも本当に私だけが特別扱い 玉座から下りて跪くあなた
お姫様だっこされてpray幸せな時続くように 私だけに見せる優しさ
真っ直ぐなその眼差し…もしかして?もしかして?
お互い想い通じ合ってるの…?

夢のような気分のままで 窓越しお城を眺めてたの
逢いたいと言われる度に 必死で走り抜けたあの道
ある日ぶつかったその人は私の運命の王子様で
お城に通う毎日より私は王子様の傍を選んだ

いつまでもいつまでも想い届けてくれていたね
私もあなたをずっと愛してたよ…

相変わらず王様のあなた 目が合うだけでクラクラしちゃう
勝機はあると勘違いをして 幾度も私を口説いて煽って
「さよなら」を告げたあの日から 更に私に囚われるあなた
もう逢えないのよ…ごめんね?ごめんね?
一つの恋にピリオドを打つ その日は空が涙流していた

King into the rain

King into the rain

身分違いの恋。

  • 自由詩
  • 掌編
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-03-11

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