vs世界

かろうじて靴はあるけど
靴下はなくて

首輪はついてるけど
鎖はどこにもつながってないよ

ナイフを持つには
自分の骨から作らなくちゃね

空はみえるよ
太陽の光を僕に

とりこむんだ
 



今は荒野だけど
そのうち花もさくよ

大丈夫だよ
手は動くもの

悲しくないよ
それよりもおなか減った

川はどこかな
音はするんだけど

空気をいっぱい吸い込んだら
ふくらむんだ どこまでも


僕は大きい
そして空っぽだ
見てろよ世界
勝鬨をあげるんだ

vs世界


デス・パレード見ながら書きました。
ネタばれはありません。

vs世界

この皮膚の外側を世界というらしい、という一文に感銘を受けて。 この言葉が、何年も頭からはなれません。

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-03-11

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted