記憶、あるいは

私の下で
流れる川の

冷たさを足で感じながら

白い思い出 光って消えた
赤い思い出 もうすぐ消える

川のせせらぎを 足の裏で聞きながら


川は流れる温度を消して
次の水音ひやりと笑う

青い思い出 まだまだ遠く
黒い思い出 消えずに落ちた

川のせせらぎを 足の裏で聞きながら

積もる思い出 しんしんと
私の 肩に 腕に 鼻の頭に
目をつぶっても消えなくて

記憶、あるいは

ニート最高や。

記憶、あるいは

強いて言えば、夜。

  • 自由詩
  • 掌編
  • 青春
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-03-10

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