天使3人、堕天使4人 第2章
※この小説には以下の物が含まれています。
①天使ちゃんボコボコ
②独自設定あり
③ハッピーエンド?そんなものはない。
それでもよいなら、どうぞ。
─西側─
スルトは次々とキューピット達を押し倒ながら、ミカエルと戦っていた。
拡散弾、レーザーと追い込んでいき、ミカエルは苦戦を強いられていた。
スルト「どうした? 天使と聞いていたが、ここまでだとはな。」
ミカエル「グッ……… 強すぎる……」
スルトの妖精キラーはじわじわと効いていき、ミカエルは通常より多いダメージを受けていた。それでもミカエルはショットガンを撃って対抗していた。
スルト「そろそろいいか? 私もあまりのんびりと戦っている暇はない。 何しろムラサメくらいの時しか〔出番〕がないのでな。」
ミカエル「〔出番〕……? もしかして誰かのモンスターでは……」
スルト「さぁな。 さて、さっさと終わらせるか。」
スルトは剣の炎をさらに強くして、ミカエルに迫ってきた。その時ミカエルはスルトの背後にハートを見つけた。
ミカエル(しめた……… ストライクショットで成長させれば金になる…そうすればまだ勝ち目はある!)
ミカエルは向かってくるスルトに向かっていった。
ミカエル「神の名の元に! ストライクショット!」
ミカエルはスルトの横を抜けて、ハートを取りにいった。
スルト「ぬ……… 背後にハートが……」
ミカエル(やった!取れる! そして壁に当たって反撃だ!)
ミカエルがあと少しでハートを取りそうになったその時、突然影が差し込んできて、ミカエルを地面に叩きつけた。影の正体は水属性のシリウスであった。
シリウス「グルルルル………」
ミカエル「そんな…… あと少しだったのに……」
スルト「我が力……とくと知るがいい…… ストライクショット!」
スルトから放たれたレーザーが直撃し、ミカエルは倒されてしまった。
スルト「すまぬなシリウス、私が油断していた。 しかし、まずは目的を達成した。 残るは他の奴らだな。」
─東側─
東側でも、ミカエルとスルトに負けないくらいの戦闘が行われていた。ウリエルが逃げながら戦うようにマミーと戦っていた。
マミー「アハハハハ! 逃げてばかりじゃつまらないわウリエル!」
ウリエル「調子に乗って………」
そしてウリエルはとうとうある建物の中に逃げ込んだ。
マミー「逃げ込んでも無駄よ。 追い込まれているのは自分よ!」
マミーが建物に飛び込んだその時、天井から鎖が降りてきて、マミーを縛り上げた。
マミー「うっ…… この鎖は……」
ウリエル「〔アビリティロック〕よ。 これであなたは妖精キラーを出せない。そして!」
さらに床からは結界が出てきて、マミーの動きを完封した。
ウリエル「これだけは使いたくなかったけど、使うしかないようね。」
動けなくなったマミーにウリエルはストライクショットを撃った。
ウリエル「天の裁きをくらいなさい。 ストライクショット!」
ウリエルは体力を半分も減らし、渾身の一撃を放った。その衝撃で建物は崩れた。
ウリエル「はぁ……はぁ…… 倒せたかしら……」
ところが煙から現れたのは無傷のマミーとその場にはいなかったはずのジークフリートがいた。
ジークフリート「マミー、油断するなと〔言われていた〕はずだ。 いくらこちらに妖精キラーが多いと言えど、ここは奴らのホームグラウンド、警戒しろ。」
マミー「はいはい、まぁ助けてくれてありがとう。」
ウリエル「そんな……」
ジークフリート「ちなみに言っておくが天使、俺は既に〔ストライクショット〕を使わせてもらった。 これが何を意味するかわかるか?」
ウリエル「噂では聞いたことがあるけど、まさか……」
ウリエルは以前、敵の攻撃に対してカウンターができるストライクショットを持つ者の話を聞いたことがある。1人はアラジン、そしてもう1人はジークフリート。とすれば……
ジークフリート「お前はさっき俺にストライクショットを当てた。少しこたえたが、カウンターをするのには充分な体力だ。 体力が半分も減ったお前に耐えられるか?」
そしてジークフリートはワンウェイレーザーをウリエルに放った。レーザーは直撃し、ウリエルを大きく吹き飛ばした。ウリエルは激しく打ちつけられ、倒れてしまった。
マミー「よしっ、おしまい♪」
ジークフリート「そういえばだが、スルトの方も終わったそうだ。」
マミー「そう、じゃあ後はルシファーさんだけね。」
ジークフリート「それとだが、天使は〔回収〕しとけよ。 でないと今回の作戦の意味がない。」
マミー「それもそうね。」
TO be continued……… 第3章へ
天使3人、堕天使4人 第2章
いやー、なんか色々出てきてしまいましたねー。
ウリエルとミカエルファンの皆様すみません。