寂しかった男の子

初めて書きました。
すごく拙くて、かなり短い文章ですが
ぜひ読んでください。

寂しかった男の子

僕がここにいる意味を
僕がここで生きている意味を
ふと考えちゃってた。
そんなものない・・・だなんて認めたくなかった。
出来るお姉ちゃんばかり褒めて、ずっと体が弱い妹の面倒をみて。
お願い、お願いだから僕の事も見てよ。
どうして、僕を見てくれないの。
僕を要らない子だと思わないで。
僕はお姉ちゃんみたいに勉強や運動
は出来ない。
でも妹みたいに何も出来ないわけじゃない。
どうしたら、僕を見てくれるの?
僕を、僕を、僕の存在を認めてよ。
僕がここにいるって感じさせてよ。
僕は寂しかったんだ。
お母さんとお父さんの愛が眼差しが欲しかっただけなんだ。
なのに、なんでそんな目で僕を見るの?
僕は何もおかしくなんかない。
だって、僕は頑張ったんだもん。お母さんとお父さんが見てくれる様に頑張ったんだ!
お母さんとお父さんの嫌いな人たち、嫌う人たち、みーんな殺したんだぁ!
エヘヘっ!!
僕、偉いでしょ!
役にたつでしょ!
お姉ちゃんも妹も
もう、いない。
僕しかいないんだよっ!
だから僕を見て!


ねぇ、僕を褒めて?

寂しかった男の子

読んでくださった皆様、
誠にありがとうございました!

寂しかった男の子

出来る姉と出来ない妹の間にいる、ごく普通の男の子。寂しかっただけなんです。 ※かなり暗くて、少し病み要素があります。

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-03-07

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