ジーニアス・プレジデント

闇の将軍 ダークネス・ジェネラル

「神は、高ぶる者を退け、へりくだる者に恵みをお授けになる。」（聖書 ヤコブの手紙4章6節）

「いいか！よく聞け！俺様は世界のジーニアス・プレジデント様だぞ！」
金井 智史（かない さとし）は、傲慢なダークネス・ジェネラル（闇の将軍）になってしまった。

話のはじまりは2015年、智史は大手消費者金融や家賃保証会社からさんざん苦しめられている人たちを知った。
それらの会社の本社から支社に至るまでの全てを、ビルごとダイナマイト等で吹っ飛ばしてやろうと考えたが、これでは即刻逮捕の後、極刑間違いなし。
ならば直接手を下さずして、それらの会社を再起不能レベルの完全な倒産へと追い込むしかない。それまで上から目線で調子に乗っていた奴らが全員路頭に迷う。全社員を立ち退かせた後、建物・敷地等の全てを俺が手中に収めてやる。こう決心した智史は、早速実行に移していく。

ある時はジーニアス・プレジデント（天才大統領）、またある時はダークネス・ジェネラル（闇の将軍）、そしてまたある時はゴールデンイーグル（黄金のワシ）と、全く異なった3つの人格を持つ男、金井智史の物語はここから始まるのである。