ENDLESS

「愛してる？」「愛してる？」お互いに手探りの恋
確かな気持ちは胸の内に それを明かすのは禁じられて
抱き締めるその瞬間にだけ二人想いが重なる気がした

廃れた下らない毎日が鮮やかに色付いていく
初めて逢った日の君の涙は僕の世界を変えた
いつだって君はズルイね 「惚れたら負け」恋のセオリー
僕は君の前ではいつも敗者 抱き締める理由なんていらない

「愛してる？」「愛してる？」駆け引き追うのは僕
虜になった出逢いの日から 勝利の女神に惹かれて賭けて
ただ抱き締めるそれだけが僕の愛情表現だった

反吐が出るような甘い囁き 金と引き換え冷めた枕
こんな毎日でも君だけは純粋に愛してたつもりだった
澄ました顔して大人しい君 今こそ見せてよ本当の姿
投げ飛ばす色恋は全て君だけのモノに変わる この瞬間

「愛してる？」「愛してる？」暗がりネオンに照らされる君
本能のままに乱れ咲く姿 もっともっと欲しがってねだってよ
君と僕の視線がぶつかる瞬間は二人だけの世界だった

鞭のようにしなる黒い髪 色白な肌は紅く上気して
熱い君に跨って奏でて 煽るように何度も繰り返し
痛みに歪むその顔は快楽の時に似た表情
身体離れた瞬間見つめる 君の不敵な笑みと強い眼差し
僕を内側から狂わせていく 頭を撫でる手も震えて

「愛してる？」「愛してる？」問い掛け交わす二人の視線
光り輝くスポットライトの先 一番美しい君を愛し尽くして
だけど愛しいと想い合うほど離れていく二人 紛れもなく僕は君だけのものなのに
追って追われてまた逃げて惹かれて賭けて止まる事を知らぬ恋