運命共同体~私たちの愛の形~
愛してはいけない運命を背負ってしまった二人・・・
なぜ二人はここまで苦しまなければならなっかたのか・・・
いつの日か、二人に幸せは訪れるのか?
はたして、二人の恋の行方は・・・
神様によって定められた運命・・・
それを二人はどう乗り越えてゆくのか・・・
二人が出した結末とは・・・
第一話 「二人の出会い」前編
私達の出会いは偶然か・・・それとも必然か・・・
この出会いが私達の人生を大きく狂わせていく…そんな歯車の始まりが今幕を開けようとしている・・・
第一話「二人の出会い」前編
私、佐伯あんずは今、少しさびれているが、白いペンキで塗られた清潔感のある建物の前に立っていた。
私が連れられて来たのは、親を失った子や、虐待を受け親と一緒にいられなくなった子たちが暮らしている施設。
その名も「ひまわり園」
ひまわり園というだけあって、子供たちが遊ぶであろう庭には、背の高いひまわりが太陽に向かってまっすくと伸びていた。
私がここに来た理由・・・それは父と母を同時に交通事故で失ったから・・・
祖父母は私が生まれる前にすでに亡くなっていたため、親戚付き合いは全くなく、私は市の児童相談所の人に連れられ、ここに来たのだ。
私が門をくぐるなり園長先生が出迎えてくれた。
「私がここの園長の倉本です。」
太陽の光と共に向けられた笑顔はとても眩しかった。
園長に連れられひまわり園の中に入る。そこにはの同い年くらいの子から私よりも小さい子供まで多数の子供達がいた。
「皆さん新しく来た子を紹介しますよー」
部屋中に園長の声が響く・・・
「佐伯あんずちゃんといいます。皆さん仲良くしてくださいね。」
「佐伯あんずです・・・宜しく・・・お願いします・・・」
聞こえるか聞こえないかの声で私は挨拶した。
その時目が合った一人の少年・・・
この出会いが後に私の人生を大きく変えることになる…
第二話に続く・・・
第二話 「二人の出会い」後編
第二話「二人の出会い」後編
皆に挨拶をしてすぐに私は部屋に案内された。
二人一部屋で二段ベッドと机が二つ置いてあるだけの部屋。なんだかとても殺風景な部屋だ。
すると園長が
「結菜ちゃーん」
と声を上げた。
私はどんな子が来るかドキドキしながら待っていると、可愛らしい小柄な女の子がやって来た。
「この子が小河原結菜ちゃん。今日からあんずちゃんと一緒の部屋になる子よ。お互い仲良くね。結菜ちゃんあんずちゃんにいろいろ教えてあげてね。」
「私、小河原結菜。宜しくね。あんずちゃんって呼んでいい?」
私は結菜の挨拶に圧倒されながらも小さい声で
「はい」
と答えた。
その後、結菜といくつか話をし、皆がいる広間に戻ることになった。
広間ではそれぞれ皆仲良さそうに話しているが、その中に入ることは出来なかった…
私は持ってきた本を取り出し読み始めた。
それからしばらくして
「何読んでるの?」
と声がした。
声の聞こえた方を向いてみると挨拶の時に目が合った少年がそこにはいた。
私が
「詩集」
と答えると
「へぇーおもしろい?」
と聞いてくる少年。その少年は私よりも年下だろうか…まだまだ幼い印象があった。
「ねぇ何歳?俺十歳。渡来多陸。」
「十三歳。」
私が答えると、次から次へと質問をしてきた。
もともと人見知りな私に対して、少年は正反対のようで、時折人懐っこい笑顔を見せては、私に興味を示しているようだった。
そんな少年に対して、私はそっとしておいてほしいという思いがありながらも、精一杯少年の質問に答えていた。
そうこれが私達二人の出会い…
これからこの少年との関係が深まることを今の私はまだまだ知る由もなかった…
第三話に続く…
第三話 「二人の過去」前編
第三話「二人の過去」前編
私がひまわり園に来てから数日が経った…
それから変わったことといえば、3歳年下の少年、渡来多陸とよく話すようになったことだ。
そしてある日の夕方、私が学校から帰って来た時
「お帰り~あんず。」
ひまわり園の門の前では陸が私の帰りを待っていた。
「ただいま。陸君。」
ここ数日の間で私たちは下の名前で呼び合うようになっていた。
「お出迎え?ありがとう。でもどうしたの?」
「ねぇ、これから公園に行こう!」
そう言う陸の目は元気な声とは裏腹に少し不安そうな目をしていた・・・
「いいよ。ちょっと待ってて、鞄置いてくるから。」
そう言う私に陸は
「早くなー」
と叫んだ。
「お待たせ。行こうか。」
「うん」
そう言って私たちは公園に歩き出した。
公園に着くと真っ先にベンチに座る陸。
すると陸が
「ここ俺のお気に入りの場所。あんずも隣に来て。」
「そうなんだ。」
そう言いながら私もベンチに座った。
「はぁー正直俺、ひまわり園居心地悪くてさ。だからここに来るとほっとするんだ。」
陸の思いもよらない告白に少し驚きながらも
「そっか。私もほっとするかも。」
なんて言葉が自然と出ていた。
それから学校の出来事などを話しながら、安らぎのひと時を過ごしていた。
そんな時だった。
突然、陸が真剣な目でこちらを見て
「俺の親さ・・・」
と話出した・・・
きっと陸は初めからこの話をするために私をここに連れて来たのだろう・・・
私はそう思った。
しかし、すぐに言葉を返すことが出来なかった・・・
第四話へ続く・・・
第四話 「二人の過去」後編
第四話「二人の過去」後編
「俺の親さ・・・」
陸の真剣な目と、突然の親の話に私はドキッとし、すぐに返す言葉が出てこなかった。
「事故で死んだんだ…俺小さい頃からダンス習ってたんだけど、その迎えに来る時に交通事故で・・・」
悲しそうな陸の顔を見て、私まで辛くなった・・・
そして、ずっと黙っていた重い口を私は開いた。
「私もさ、事故で親を亡くしたんだ・・・しかも目の前で・・・」
そう言うと陸はびっくりした顔でこちらを見た後、少し申し訳なさそうな顔をして
「ごめん・・・実は俺あんずの親が事故で死んだこと・・・知ってた・・・」
陸の思いもよらぬ言葉に私はとても驚いた。
「知ってたって・・・どういうこと・・・?」
私は何とも言えない感情に襲われていた。
すると陸は申し訳なさそうに話し始めた。
「実は園長先生が他の先生と話してるの聞いちゃって・・・でもっ、目の前で死んじゃったってのは・・・知らなかった・・・」
陸はうつむきながら話した。そして
「それで、俺と同じ理由でここに来たって知ったから、あんずに話し掛けたんだ・・・ひまわり園はさ、親に虐待されてた子もいて、俺はお父さん、お母さんのこと大好きだったから、二人がいなくなって寂しかったし、ずっと親との思い出はいい思い出だけど、そのことひまわり園ではあんまり話せなくて・・・辛くて、一人ぼっちな気がしてて・・・」
陸は私に今まで心にため込んでいたであろう思いを話してくれた。
私はそんな陸の話を黙って聞くことしかできなかった。
「だからさ、あんずも俺と同じ理由でひまわり園に来たなら、あんずとは仲良くなれるんじゃないかって、俺の気持ち聞いてもらえるんじゃないかって思って・・・」
「もういいよ。」
私は陸の話を遮った。
陸は私の方をゆっくりと見つめた。
「今まで辛かったね。私もひまわり園に来てまだ少ししか経ってないけど、同じこと感じてた・・・」
「私の親はね・・・」
私も親の死について話始めた。
「親と待ち合わせしててね。ちょうど信号があって、私の向かい側にお父さんとお母さんはいたの。その時お酒を飲んだ運転手の車が親のいた所に突っ込んだの・・・飲酒運転だったんだ。」
驚いたのか陸は何も返事が出来ないでいた。
「私はその時何も出来ないで・・・ただお父さん、お母さんって叫ぶことしか出来なかったんだー」
私もこんな話をするのは辛かったが、なるべく平常心を保って話した。
そんな私に少し安心したのか陸も
「ごめん。辛い話させて・・・あーもうこんな話やめやめ。」
そう言っ陸はて背伸びをした。
「でもあんずと同じ理由で良かった。こんな話ひまわり園じゃできないし、俺お父さんやお母さんのこと大好きだったけど、そういう話も出来ないから息が詰まってたんだ。でもあんずになら話してもいいよね?」
そう言う陸はとてもすっきりした顔をしていた。
それから二人でしばらくたわいもない話をしてから、ひまわり園へ帰った。
お互いの過去を知ったからか、私たちはますます仲良くなり、二人でいる時間が長くなった。
私は学校よりも陸といる時間の方が楽しく感じるようになったいた。
そして月日は過ぎ私がひまわり園に来てから一年が過ぎようとしていた。
そんなある日、これから私たちに起こるであろう困難の始まりが幕を開けようとしていた・・・
第五話に続く・・・
第五話 「突然の別れ?」前編
第五話「突然の別れ?」前編
私がひまわり園に来て一年が経った頃、私の周りでは大人たちが密かに動き出していた・・・
私はそんなことにも気づかず、陸と穏やかな日々を過ごしていた。
学校が休みの日は二人で公園に行くことが日課となり、今も二人で公園までの道を歩いていた。
「今日も暑いなー」
陸はそういいながらTシャツをパタパタさせた。
そんな陸を見て何だか微笑ましく感じながら
「そうだねー」
なんて私も相槌をうつ。
小学生の陸と中学生の私。周りから見たら私達は兄弟に見えるのだろうか?
そんなことを考えながら歩いていた。
「あーあんず、アイス買ってこうぜ」
「そうしよっか」
コンビニを見つけた陸は嬉しそうに走って行った。
そしてお互い好きなアイスを買って、また公園までの道を歩き出した。
公園に着いて真っ先に向かうのはやはりお気に入りのベンチだ。
「あーなんか楽しいことないかなー」
陸がボソッと呟く・・・
「うーん・・・そうだねー早く夏休みにならないかなーそうしたらもっとあるんじゃない?」
「だな。そうしたらあんずとずっと一緒にいられるしなー」
「あはは。嬉しいこと言ってくれるねぇー」
そんな会話をして食べるアイスはいつもより美味しく感じた。
陸との楽しい時間はあっという間に過ぎ、他愛もない話をしているうちに日も暮れ始めてきた。
「もうそろそろ帰ろうか。」
陸にそう言うと私は立ち上がった。
ひまわり園まで帰ると門の所には見たこともない車が止まっていて、園長が頭を下げていた。
「あら、二人ともお帰りなさい。あっあんずちゃん、後で園長室に来てちょうだい。」
「あっはい。」
園長はそう言うと一人でひまわり園の中に入って行った。
「何だろうね?」
「さぁ」
そんな話をしながら、私は陸と別れ手を洗ってから園長室に向かった。
トントン
「失礼します。あんずです。」
「どうぞー」
園長の声を聞いてから、私は園長室に入った。
「そこに座って。」
「はい。」
私は園長に言われるがまま椅子に座った。
「実はね、あんずちゃんに大事な話があるの。さっき門の所で車は見たわよね?その車の持ち主があんずちゃんを養子として家に迎えたいと言ってるのよ」
「えっ」
私は一瞬、何を言われてるのか分からなくなり、頭が真っ白になった・・・
そんな時、ふと頭を過ったのは、これからもずっと続くと思っていた陸との関係がどうなってしまうのか、それが頭の中を過ぎり次の言葉がすぐに出てこなかった・・・
第六話に続く・・・
第六話 「突然の別れ?」後編
第六話「突然の別れ?」後編
「実はね、あんずちゃんに大事な話があるの。さっき門の所で車は見たわよね?その車の持ち主があんずちゃんを養子として家に迎えたいと言ってるのよ」
「えっ・・・」
私は一瞬、何を言われてるのか分からなくなり、頭が真っ白になった・・・
そんな時、ふと頭を過ったのは、これからもずっと続くと思っていた陸との関係がどうなってしまうのか、それが頭の中を過ぎり次の言葉がすぐに出てこなかった・・・
それから、養子先の夫婦の写真、情報を見せられ、いろいろ説明をされたが、何一つ頭に入ってこなかった・・・
「驚いたわよね・・・返事は一週間後ということになってるから、焦らなくていいわ。私はあんずちゃんの気持ちが一番大事だと思ってるから、最終的に決めるのはあんずちゃんよ。」
「はい・・・」
「ゆっくり、じっくり考えて決めてちょうだい。いい?」
「はい・・・わかりました・・・」
園長室を出ると陸が近寄ってきた。
「あんず、何の話だった?」
「大した話じゃないよ。」
そう嘘をついて、私は自分の部屋に戻った・・・
その夜・・・
「あんずちゃん、元気ないけど大丈夫?」
心配そうに結菜が聞いてきた。
「大丈夫だよ。ありがとう。私もう寝るね。」
そう言うと私は結菜よりも先にベッドに入った。
頭まで布団に埋まる。そして考えることは園長に言われたことばかり。
そのことを考えれば考えるほど、陸のことが頭を過ぎり、陸と離れ離れになりたくないと考えてしまう自分がいた・・・
そんな毎日を過ごしているうちに、一週間はあっという間で、答えを出す日が来てしまった・・・
この一週間私は陸と少し距離をとっていた。
その異変に陸も気づいていたようだが、きっと私に気を遣ったのだろう、理由を聞いてくることはなかったがどこか寂しそうだった。
「あんずちゃん。いいかしら?」
園長が私を呼んだ。
私は緊張しながら園長室に入った。
「あんずちゃん、答えは決まったかしら?」
園長の問いに私は
「はい・・・」
私はゆっくりと答えた。
はたしてあんずの出した答えとは・・・
今後の陸との関係はどうなるのか・・・
第七話に続く・・・
第七話 「人生の岐路」前編
第七話「人生の岐路」前編
「あんずちゃん答えは決まったかしら?」
「はい・・・」
「じゃあ、聞かせてもらおうかしら。」
私は恐る恐る話し出した。
「あの・・・私一人じゃなくて・・・もう一人養子として・・・連れて行ってもらうことは・・・できないでしょうか・・・」
私は園長からの返事を聞くのが怖くて、園長の顔を見ることが出来なかった…
「ということは?」
園長が不思議そうに聞いてきた。
「私・・・陸君と離れ離れになりたくないんです・・・だから陸君も一緒に養子先に行けないかなと・・・それが無理なら・・・私は養子にはいきません。」
はっきりと言った私の答えに園長は深く頷いた。
「分かりました。養子先の水崎(みなさき)さんに相談してみましょう。」
「本当ですか?ありがとうございます。」
私は園長に深くお辞儀をした。
「ところで、陸君はこのことを知っているの?」
「それは・・・これから話します。」
「そう・・・もう知ってるのかと思ってたわ。じゃあ、このことについては園長の私から話しましょう。」
「まずは明日、一緒に水崎さんの所に行って相談しに行きましょう。それから水崎さんOKしてくれたら陸君には話します。いいですね?あんずちゃん。」
「はい・・・」
「あんずちゃん、明日はこれからのあなたの人生が決まる日だと思っていいわ。水崎さんに思ってることを全て伝えるのよ。それじゃあ、明日は頑張りましょう。今日はもういいわ。明日話すことでも考えて今日はゆっくり休みなさい。」
「はい。わかりました。」
そう言って私は園長室を出た。
すると・・・
「あんずー最近園長先生と何話してるの?」
陸は少し遠慮しながら聞いてきた。
「内緒・・・」
私がそう答えると陸は
「何だよ、それー」
なんて呟いていた・・・
そして次の日、水崎さんの所に行く日。
「あんず、今日出かけるの?」
「うん。ちょっとね。」
「早く帰ってきて、また公園に行こうぜ。」
いつもと変わらない笑顔を見せる陸に私もいつもの笑顔で
「うん。私、頑張ってくるね。」
と言うと陸は何を?というような顔をしながらも
「おう!」
と言って私を見送ってくれた。
「あんずちゃーん。行くわよー」
「はーい。行ってきます。」
「行ってらっしゃーい。」
陸に見送られながら私は園長と水崎さん自宅へ向かった・・・
第八話に続く・・・
第八話 「人生の岐路」後編
第八話「人生の岐路」後編
「あんずちゃん、ここが水崎さんのお宅よ。」
そこには立派な一戸建て住宅が立っていた。
ピンポーン。チャイムを鳴らす。
「はーい。」
という声と共にで出来たのは優しそうな女性だった。
歳はいくつくらいだろうか?おばさんといった感じだった・・・
「こんにちは。あなたがあんずちゃんね。私は水崎静子よ。さぁ中に入ってちょうだい。園長先生もどうぞ。」
私達は言われるがままに家の中に入った。
すると奥から
「こんにちは。」
と中年の男性が出てきた。
「君があんずちゃんか。さぁさぁ、そこに座って。」
園長と私が座ると
「じゃあ、改めまして僕が水崎啓二。そして妻の静子だ。宜しく。あんずちゃん。」
「佐伯あんずです・・・宜しくお願いします・・・」
「今日は先日お話した件でお伺いしました。」
園長はあんずに内緒で陸の件も相談していたのだ。
「あんずちゃん、あんずちゃんの気持ちは園長先生から聞いてよくわかったよ。その・・・陸君という子と離れたくないんだね。」
啓二はそう言うと静子が出したお茶を一口飲んだ。
そんな啓二を見てあんずは思い口を開いた。
「私がひまわり園に入ってから、なかなかなじめなかったのを救ってくれたのが、陸君でした・・・だから私は陸君と離れ離れになるなんて考えられないんです。」
私は思っていることを一生懸命伝えた。
「どうでしょう?水崎さん。陸君も養子として引き取ってはいただけないでしょうか?」
園長が頭を下げる。
私も続いて
「お願いします!」
と頭を下げた。
「分かったわ。あんずちゃんも園長先生も頭を上げてください。園長先生から、陸君の話を聞いてから、夫婦で話し合ったんですよ。最初は悩んだけど、もう悩むことはないわ。養子として引き取りましょう。ねぇあなた、一度に二人も子供が出来るのよ。素敵なことじゃない?」
「そうだな。一度に娘と息子ができるんだ。こんな嬉しいことはない。園長先生もう一度陸君の資料を見せて頂けますか?」
「本当によろしいんですか?ありがとうございます。」
園長は深く頭を下げた。
私は嬉しさのあまり思わず
「良かったー」
と声に出ていたらしい。
そんな私を見て水崎夫婦は優しく微笑んでいた。
それからしばらく話は続き、水崎夫婦のことや、私と陸君の日常の話などをして時間を過ごした。
「それじゃあ、そろそろ行きましょうか。あんずちゃん。」
こうして、無事に私と園長の水崎家への訪問は終わった。
そして、これから園長が陸にこの話をすることになる。話を聞いて陸はどんな反応をするのか・・・
はたしてあんずと陸の関係は続くのか・・・
第九話に続く・・・
運命共同体~私たちの愛の形~