転校生はアイドル!?14話

オレらはカフェに来ていた。
「前の中学の友達も先に来てると思うからしっかり挨拶をするんだよ?」
「美香、お前はオカンかよそれくらいするっての」
「千尋から聞いたけど中学入りたての頃は誰とも話さなかったって聞いたよ?」
黒歴史だ。嫌な思い出だ。千尋のおかげで少しはまともになった。
「昔の話だ。さすがに変わってるよ」
オレらはそんな会話をしながらカフェに入ると
「おー。美香久しぶりー」
「巡ー元気だったー」
「みかりんヤホー」
「美香さんお久しぶりです」
「まなもけいちゃんもお久ー」
初手からまぁまぁ、パンチあるな。そんで女子力高い。オレにはこのノリは厳しいな。
「君がオレっ子マネージャーの光ちゃん?」
「ま、まぁそうだけどオレっ子マネージャー言うなし」
「自己紹介するねうちは音原巡」
ツインテールか。
「私は吉田愛歌。よろしくね」
日本人形みたいだな。
「わ、私は上里蛍。男ですよ」
なるほど、男…男っ!?明らかに女だろっ!他の二人より女子力高すぎるだろ!
「男の娘か。なるほど…」
「違いますよ」
鋭い突っ込みだ。いや、ホントに女みたいだ。
「けいちゃん可愛いよねー。ずっとモフモフしたいよー」
「可愛いくないし、ウサギじゃないんですからやめてください」
上里は頬を膨らましてそっぽを向いた。可愛いな。オレもモフモフしたいけど、そこは我慢。
「美香は今の学校は楽しい?」
「茅ヶ崎に脅されかけたところだよ」
そういえばそんなことがあったな。かなり昔のことに思えるな。
「まだあの子美香のこと憎んでいるの?」
「そうみたいなんだよね。あたしが翔と別れたことなんて昔のことじゃん」
はぁ!?聞いてないぞ、そんなこと。
「あれ?光?どうしたの?」
「付き合ってたこと聞いてないんだけど」
初耳だ。元マネージャーという情報しか聞いてない。
「翔と美香がラブラブだった頃の話聞く?」
「あの頃の美香は本当に可愛かったよね」
「ちょっとやめてよ、恥ずかしいよ」
なんだなんだ、この女子トーク。吉田と音原が盛り上がりすぎて上里が一人困ってるぞ。
「でも、不思議ですよね。とても仲良かったのに何であんな事を翔くんは言ったんですかね」
上里がふと思い出したように言った。確かに気になるな。
「この後さ、原田先輩の家に行く予定あるから行ってみますか?」
上里の口から、意外な人物の名前が挙がった。まぁ、あいつに聞くに越したことはないけどな。
オレ達はカフェの会計をしてから原田の家に向かった。まぁ、そりゃ、会計は原田にツケておいたが。

転校生はアイドル!?14話

6畳程度の部屋で説教を聞いている奴がいる。面白そうだし見てみるか…。

『あとがきは小説の後で』
野菜「はい、言いたいことは分かる」
木戸「去年の今くらいに13話を投稿して14話がおよそ一年ぶりに投稿されるとかお前は死にたいのか?」
野菜「内容もある程度伏線入れて終わらせたよ?前回よりは良いと思うよ。それに今回からあとがきのコーナーの名前を付けてみたよ」
木戸「完全に『謎解きはディナーの後で』みたいになってるじゃないか。どうでもいいところをわざわざ凝らなくていいんだよ」
野菜「偶然思いついたのが似てただけだよ」
木戸「はぁ…。これ以上は無意味だ」
野菜「そのまま話を変えるけどもう小説を投稿し始めて3年が経つんだね」
木戸「投稿初期はパソコンはWindowsXPだったのに今はWindows8のうえに10への無償アプデが付いたそこそこいいパソコンになったもんな」
野菜「色んなジャンルのラノベも読んだり昔の文学にも興味を持ち始めたからね。人は成長するんだよ」
木戸「投稿ペースは退化してるけどな」
野菜「おっと、長々と読者様に退屈されては困る。これくらいにしよう」
木戸「また次回会おう」
木戸(ところで、次回が来年にならないよな?)
野菜(一応15話は今年中に上げるつもり)
木戸(そうかよかった)

転校生はアイドル!?14話

平凡な毎日を過ごしてた少女は徐々に非凡に巻き込まれる

  • 小説
  • 掌編
  • 青春
  • コメディ
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-03-02

CC BY-NC-ND
原著作者の表示・非営利・改変禁止の条件で、作品の利用を許可します。

CC BY-NC-ND