闇夜に浮かぶ月へ

ふととある人のことを考えていたら出てきた詩のようなものです。

真っ黒な闇の中に浮かぶお月様


私は真っ暗な闇の中に微かに光る小さな小さな星


私にはお月様ほどの輝きはなくて


闇におぼれたことが何度も何度もあった。


情けないほど力がなくて何度も何度も泣いた。


そんな時お月様のあなたは私のような小さな星に


にっこりとやさしく笑いかけて


やさしい光で私を照らして


私を元気付けてくれた。



だけどどんなに手を伸ばしてもお月様には届かなくて


どんなに頑張ってもお月様のように輝くことはできなくて


どんなに光で照らしてあげたくても私にはお月様ほどの光はなくて


お月様が一人隠れて泣いているとき私には何もできなかった。


なにも・・・なにもできなくてただ隣に座っていることしかできなかった。

だけどお月様はまた優しく笑って言うんだ。


私にはあの時よく意味がわからなかったけれど今わかる気がするんだ。


ねぇ・・・お月様。


私はきっとあなたのようにはなれないけれど


ねぇ・・・お月様。


あなたに支えられてこれからも私はきっと生きていくのでしょう。


ねぇ・・・お月様。


だからこれからも


あなたを支えて

これからも

あなたのそばで生きても良いですか?

闇夜に浮かぶ月へ

大切な人たちにこの詩がいつか届きますように

闇夜に浮かぶ月へ

  • 韻文詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2012-02-24

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