零色
青い血に溶け出した無駄な細胞
無色に求める汚らわしさ
誰かが壊せと泣く
無駄なことを他人に見る
関係ないじゃない
死ねと飢えて
生きろと飛び降り
身体から吹き出した花弁たちが
五月蠅いと喚く
死ね、死ね、死ね
呼吸をやめろ
他人は壊せ
執着するな
垣間見えるだけのものは口虚しく
まるで宙がひっくり返ったように
感情を殺して
何がわかる
殺された者は黙ったままだ
何もない
感化されるカクテルパーティ
無知でいい
0でいい
棄てようか
あるいは泣いている
零色