パンドラの箱

君の心の中には
パンドラの箱

君が自分の意思で
開くその日まで

僕は知らないふり
気づかないふり

僕が君から
離れられないのは
僕の心の中にも
パンドラの箱

長い年月触らずに
見ないふりして
過ごしてきた
箱の重さが
心の痛み

自分の意思で
開けるその日まで
逃げて苦しむ
心の痛み

箱の中身は
人それぞれ
箱の重さも
人それぞれ

自分で開けて
向き合う事が
できたとき
心が浄化
魂が覚醒

前を向いて
歩んでいける

開ける事ができた
僕だから
少しでも君の心の
手伝いをできたなら
そう感じでいたけれど

どうやら君の
パンドラの箱
開けるその日は
まだ遠い

開ける勇気を
あげられない
僕は無力

君の心からの
笑顔が溢れる
その日がくるのを
遠くから僕は
願っているよ

パンドラの箱

パンドラの箱

  • 韻文詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-02-22

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted