「僕」

もし、死んだらどうするんだろう?
ふと、何かの帰り道のとき、僕は考えた。たまたまだった。誰も歩いていないコンクリートの上を歩きながら、ただ思った。
死んだら、天国にいくのかな?でも、天国ってどこにあるんだろう?
行ったことのない僕は想像力に任せて考えるしかなかった。その答えを知りたいために、死のうかな…なんて思ったのは内緒だ。
やっぱり空の上なのかな?天上界、があるのかな?
ぼけーっと歩きながら考えていたけれど、やっぱり分からなくて、唸るばかりだった。どうしてこんなに真剣に考えているかも分からなかった。
あ、でも、もし、死んだとき、天国が隣にあるといいな。空の上なら遠いけど、隣だったら安心して死ねる気がする。あ、これって死と隣り合わせってことになるのか、………そ、それは嫌だな。
ちょっとだけ悪寒がした。
でも、死ぬってどういうことだろう?体が無くなっちゃえば死ぬのかな、でも、僕は、みんなが僕のこと忘れてしまう方が怖いな……。「居ない」ってことを実感することが怖い……ああ、じゃぁ、これが死ぬってことなのかな?
首を捻ってみたけれど、やっぱりいい答えは見つからない。そろそろ考えるのにも飽きてきた僕は、また、いつものように少し下を向いて早歩きで歩いた。
僕が見えなくなった頃、僕の影はいった。
「そうさ、本当に怖いのは、お前の存在が「居なくなる」ことだ。」
ククっと笑って影が消えると辺りは静まり返った。

そこには何の音もなく、そして誰も居なかった。

「僕」

ふと、思いついて書いた作品なので、テーマがありません。
人が死んだらどうなるんでしょう?考えたらことありますか?ちょっと考えると怖いですね。

「僕」

死んだらどうなるんだろう?僕はふと思いついたことを考えた

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-02-22

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