真紅の月 Ⅲ
転
ほかにも消えてしまう条件の様なものは存在する
この世界に転送された人間以外の人間にこの世界のことを他言すれば、消える
そして、この世界で傷をおえば現実の世界での傷となる
言ってしまえば異世界で頬を擦り切れば、現実世界でも、傷になるわけだ、
だが一つだけ違う点がある、
この世界で死ぬことは
現実世界での、消滅
存在が消える
誰に何を言おうとそんな人はいない、しらないの、いってんばりだ
友達、親友、家族でさえも存在を否定するかのように
「緋霧~!」
「なんだ」
「何でも~」
「殴るぞ」
「いや~!やめて!マジで!お前のパンチくらったら死ぬって!
ノーバイオレット!」
こんな他愛ない会話も今日で終わりかもしれない
こいつともういられないかもしれない
なんせ、この世界は、
危険で作られたようなものだから
真紅の月 Ⅲ
Ⅲ話です
次は戦います?