穴倉暮らし

私は穴倉暮らし
まるで炭鉱夫のように
穴倉で眠り 穴倉に生きる
私は穴倉暮らし
都会の喧騒から離れ
地上五十メートルの穴倉に生きる
私は穴倉暮らし
蛍光灯が太陽 クーラーが風
私は穴倉暮らし
人と接することがない
故に心は平和であり
精神は高潔だった
私は穴倉暮らし
それだけで安心できる
ああ 私は穴倉暮らし

穴倉暮らし

穴倉暮らし

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-02-17

CC BY-NC-ND
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