瓶づめの優しさ

瓶づめの優しさ


わたしの恋愛のイメージは
こころとタグ付けされた脆くてやわらかな瓶のなかに

いくつものガラス片がはいっている、そういう感じ

角の取れた丸いのは、あなたがくれたやさしさ

角のとんがったのは、けんかしたころ、かなしいころのきおく

てのひらに瓶を持つと、あたたかくて、でもときたま痛みを生む

あなたの残した欠片をどけて、
また空にしなきゃ

また、わたしだけの瓶が、優しさで満ちるように

瓶づめの優しさ

瓶づめの優しさ

  • 自由詩
  • 掌編
  • 青春
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-02-16

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