彼と私の秘密

彼と私の秘密

APRIL 知妃side

私の名前は


三原 知妃(みはら ちい)


そして今、なぜかチャラいクソ男


海原 剣矢(うみはら けんや)


と学級委員会に出席したかえり…


4月の中旬。


いい天気だというのに…。


理解不能っ!


どうしてこんなやつと!


先生が悪いのっ!


まあ私は


〝まじめがね〟


と呼ばれるような、


おさげでめがねのおんな……。


そうそして、先生がふざけて…


はらはらするってことで……


原原ペアがやるのはどうだーっ


とか言い出して…


本当に


だーいめーいわーーーく!


あーんなちゃっらーいやつとっ!


「ちぃーいーちゃあーんっ!」


うげっ!


あいつあいつ


…海原。



「はい…。知妃ですけど。

海原さんですね。

なんですか…。」



うざいしーーーぃっ!


もう早くどっかいってーー


う、み、は、らっ!



「わぁぁっ!うっれしいなぁ❤︎

俺の名前覚えててくれたんだぁ❤︎」



そうですよ。


てか覚えてるも何も…


幼稚園から何気にずーっと一緒ですよ!


高校まで…。


さいっあく。



「…。

で、用件があるから呼んだんですよね?

なんですか。

海原め…じゃなくてー

海原さん。」



くそっ。



「海原さん、じゃなくて

剣矢っ❤︎、でいいよーん」



誰が呼ぶか!くそが。



「海原さん、で用件は?」



早くしろや。


かえりてーんだよ。



「俺、知妃ちゃん気に入った!

ばーいばーい!」



「は??」



なにあいつー意味わかんないっ!

APRIL 剣矢side

ふぁぁっ。

あーねみ。

あ?

あ!?

は????

っ!?

いまなんて?!

俺がガッキューイーン???

あのくそまじめがねと…ー?!

おわた……ねこれ……。

何気にあいつと幼馴染??なんだけど……

昔はもっと可愛げのあった、

可愛くて、泣き虫だけど、

それがまた可愛くて、

中学ではそこそこ美人だったー、

って俺……。

あいつのどこがいーんだよっ!!!

どーせ俺のことも覚えてないだろうし……。

委員会…。

でもいくとするか!

ーーーっ!

あーやっちゃった。

俺、寝てる、てか寝てた。

絶対知妃にクソ男め!!

って思われてる!

昔からそーやってすーぐきれてたもんなぁ。

まぁここはチャラいクソ男として…?

「ちーぃーちゃあーんっ!」

やばいかな?!?!

「はい…。知妃ですけど…。

海原さんですね。

なんですか。」

うおっ!かたっ!

あーどーしよっ

とりあえずごまかせw

「わぁぁっ❤︎うっれしいなぁ❤︎

俺の名前覚えててくれたんだぁ❤︎」

「…

で、用件があるから呼んだんですよね?

なんですか。

海原め…じゃなくてー

海原さん。」

かたいよーん!俺のこと忘れてるっ(^ω^)

うえーん!

「海原さん、じゃなくて

剣矢っ❤︎、でいいよーん」

………。

「海原さん、で用件は?」

「俺、知妃ちゃん気に入った!

ばーいばーい!」

「は?」

うわ知妃こわっ!

彼と私の秘密

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  • 小説
  • 掌編
  • 青春
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-02-14

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