スカート・・・

スカート・・・

女の子のスカートの中は、かくいう、これほどカオスなのだ。

君がそのスカートにどうしてそこまで異常に執着するのか?
あの頃の僕にはまったく意味が分からなかった。

Justice....trinity..........Patience・・・正義、三位一体、忍耐。

なんの意味もない単語みたいに、君がよく使ってたサイトのパスワードみたいに。

哀しいほどのお天気の日には決まってそのタイトな黒のミニスカートとグリーンのNBのランニング・シューズ。
確かに華奢で長い君の脚にはピッタリお似合いだとは思うけれど、下着が見えそうなのはどうかと思う。
僕は他人に君の下着を見せるほどの寛容さは持ち合わせていない。
なのに君はいつもその見えそうなほどのミニスカート・・・。

「なに?なんか文句でもあるの?いいじゃない別に、ちょっとくらい見えたからって減るもんでもないんだから・・・」
僕はさ、他の男の視線が君のそのステキな脚に注がれるのすら嫌悪してるってのに、君はあっけらかんとそうのたまうわけ。
なんでも君の言うことに「はい、はい」と従順な下僕みたいな対応していれば事はまるく収まるけれども、たまに僕だって勇者のように闘ってみたくなる時だってある。

「なぜいつもデートの時に君がそのスカートばかり履いてくるのか僕にはさっぱりだ、いっぱい持ってるだろ、それ以外にさ」
「知ってる?このスカート・・・あなたの部屋のベッドの下にあったのよ、埃をたっぷりかぶってね・・・ご丁寧に裏地に名前まで縫い付けてあったわよ・・・梓・・・ウエストはわたしと同じくらいね」

女の子ってのは恐ろしいものだ、そのスカートの中にいったいどれほどのカオスを隠し持っているのか・・・男の僕には見当もつかない。
ま、そういうことなのだ。

スカート・・・

スカート・・・

  • 小説
  • 掌編
  • 青年向け
更新日
登録日
2015-02-12

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