現実。

父との思い出で、溢れ返ること。

「大好きだよ。」と

言えなかった事。

「ごめんなさい・・・・。」と言えなくて

黙って部屋を出て行ったこと。

「ありがとう。」と言って

ブルーベリーの苗木を渡した

父の日のこと。

百のものが千になって

次々と心に染み渡ります。

「がんばりなさい。」と言われても

(居なくなった。)ということが悲しくて

(居なくなった。)ということが寂しくて

何も、考えたくは無いのです。。

何も、考えたくは無いのです。。

「お父さん!!お父さん!!」と叫んでも

自分の声がこだまするばかりで

馴れたはずの独りぼっちが

余計にしんどいです。

お父さんは、もういない。

お父さんは、もう帰らない。

「私は一人で、わんわん泣いた・・・・。」

現実。

現実。

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-02-08

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