雨恋

雨恋

雨恋

冬の雨の日寒いし冷えるし嫌いな人が多いと思うけど私はそんな雨の日が好き

暖い鉄道から下りると恋心を動かした犯人が目の前で傘をさそうとしてるところだった

魅力的な3年の先輩片想いのままもう卒業してしまう

雨音と私の鼓動がリンクして切ない旋律を奏でてるトントンシトシト…私を応援してくれてる

今日しかない

急かす鼓動を押さえ込んで凛々しい雨の音をかき分けて私は恋心を前に構える

好きただ一言が言えない好きなのに口が動かない告げたいのに雨音が拒否する

私は悟った『そうだ…ここで失恋するよりこの恋を心にしまっておいた方が幸せなんだ』と…

雨の音が教えてくれた私の恋
ここで告げても雨の音にかき消されてたかもなんてね

冬の雨の日の私の恋は雨とともに地上に染み込んでいった

雨恋

雨恋

好きな人に告白できなかったのを雨のせいにした詩にしたものです

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-01-30

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