純粋的恋愛脳
1学年前に同じクラスになった男の子に恋するノンフィクションエッセイ。
いろんなトラブルを乗り越えつつも恋しています。
思春期真っ盛りで、俗に言う下ネタやいじめなどが勃発する時期。
そんな甘酸っぱいエッセイ。
純粋的一目惚れ
俺はあいつのこと友達だと思ってるよ。
一昨年、(1学年前)私はいじめにあっていた。クラスのボス的存在の女の子と喧嘩をしたから。当時はとにかく学校に行くのが嫌でたまらず、拒否反応のあまり頭痛をおこしていた。
クラスの大半が関与したいじめはやがて学級崩壊にまでなるぐらいの出来事だった。
もう、誰も信じれない。そう諦めていたとき、変わり者がでた。
私の前の席の男の子、なぎさ(仮名)君。
わたしをいじめないと空気読めない人。という状態だったクラスで唯一男の子の中でいじめに参加しなかった子。
助けてくれたわけではないが、参加しなかったことに少し感動した。いじめがおさまったあとに思いきって理由を聞いてみた。
そしたら、人をいじめるのは弱い人がやることだから。という名言を残した。
私はその名言にただただ感動していた。去り際のなぎさ君の背中は、大きくみえた。
担任の協力もあり、学期が変わるとともにいじめはおさまった。
そして日直も終わり席替えの時期。なぎさ君と離れるのかな。とちょっぴり寂しい気分になった。当時はこれを恋心だとしらずになんとなく寂しさを感じていただけだった。
奇跡なのかなんなのか。私の前は再びなぎさ君だった。
なぜか嬉しさを覚えたわたしは薄々この感情がなんなのか分かっていた。
ある日、私をいじめていた男子のリーダーK君の話題がでた。
正直、そのK君をわたしはすごい憎んでいたのでボロがでないかとヒヤヒヤしていた。
K君の席は少し離れていたので普通に会話は進んだ。
隣の男の子R君がK君と遊んだある日。
当時流行っていたカードゲームで遊んでいたらしい。
が、R君のカードが紛失し皆で探したらしい。
結局みつからず諦めて帰ろうとしたとき、何故かは聞いてないけどK君が盗んだっていうことが判明したらしい。
言いそびれてしまったらしいが、それをR君は根にもちK君を嫌っているという話だった。
どうも、K君は男子ウケが悪いらしく少々疎まれている存在だった。
いじめられていたときはクラスの人間関係にまで手が回らず、しらなかったが今となってはなんとなく嫌われているのがわかった。
なぎさ君もK君から似たような仕打ちをうけたらしい。
R君はK君の悪口を言いまくっていたが、なぎさ君は笑顔で
俺はあいつのこと友達だと思ってるよ。
と言った。
その瞬間、私は人生初の一目惚れをした。
純粋的恋愛脳
人に流されず、空気に流されないなぎさ君。
皆さんにはどう移りましたか?殆どがノンフィクションのため端折っているところがしばしばありましたが、どうにかエッセイとして成り立つように文章構成を考えようと思います。
彼に一目惚れしてから2年が経とうとしています。
数年前クラス皆で遊ぶ週一の行事で当時好きだった人におふざけで告白した黒歴史を持っています。