湯船に消える

お風呂に入ったとき、
髪の毛を洗いながら無性に泣きたくなる。

なんのことはない。
不安なことがあって
寂しくなって
どこかへ逃げたくなる。

だからと言って、シャワーが全てを
流してくれるわけでもなく

ただ悶々と、そんな気持ちに押しつぶされる。

どうしようもない気持ちを抱えて
湯船に浸かりながら好きな音楽を聴く。

はたまた妄想しながらできるだけ別のことを考えてみる。

不安も寂しさも恐怖も
洗い流してさっぱりなんて出来ないのだから
せめて湯船のお湯に溶かして
飲み込みやすいようにしてみる

お風呂から上がり、着替えてドライヤーをしながら
大丈夫、僕は大丈夫。
鏡に映る自分に自己暗示でもかけてみる

現実は消えてくれない。
明日は必ず来てしまう。
それでも生きなきゃいけないんだから
嫌になってしまう。

まあ、準備はおおまかにしかしてないけど
かかってこい明日。ばっちこい未来。

湯船に消える

何が書きたかったのか
自分でもわからないですけど
なんだか分からない感じが
伝わってくれたらもうそれで良いです。
なんかすいません。

湯船に消える

  • 随筆・エッセイ
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-01-24

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