未来探偵ミニューイ 2

この作品は犬が書いています。ワンワン。

第二話 「絶望」

あれから3か月、150億光年もの距離をやすやすと移動してきたゾゲゾゾ星宇宙艦隊(略称:星艦隊)は月面に前線基地を建設、地球に向かって投石を開始した。この時アメリカ本土に落ちて来た石が7年後大阪万博のアメリカ館に月の石として展示されたのである。この投石の威力は凄まじく、3日でアメリカ本土の15分の11を制圧してしまった。それなら約3分の2でいいじゃないか?怒り狂ったアメリカ政府は新型爆弾『ビッグ・ダディ』の使用法案を議会に提出、検討に入る。この『ビッグ・ダディ』こそがアメリカが第二次世界大戦において日本やドイツに使用する為に極秘裏に開発していた『陰の核爆弾』(通称『陰核爆弾』)なのである。この爆弾を『アポロ計画』でかねてより開発していた月ロケットに搭載して月面の星艦隊前線基地を攻撃すれば形勢は一気に逆転するが、もしロケット打ち上げに失敗すれば地球全体がびちょびちょになってしまうという『両刃の剣』なのであった。この危険な賭けに当時の大統領ジョン・F・ケネディが強硬に反対し拒否権をちらつかせた為に暗殺されてしまう。これでアメリカを止める者は誰もいなくなってしまった。
一方その頃、卵から孵化したマスカヌールは大奈松教授の直腸から体内に侵入、教授の脳の80パーセントを支配していた。マスカヌールの意思により10分おきに射精をさせられる大奈松教授はみるみる体力を奪われていく。
そして、地球の情報収集の為に日本に潜入していたピンチョは軽井沢のテニスコートで女スパイ・銀之丞と運命的に出会い、たちまち恋に落ちる。軽井沢の恋は本当の恋である。こじゃれたペンションでお互いの身体を求め合う二人。地球はどうなってしまうのだろうか…?次回、未来探偵ミニューイ 第三話「回生」をお見逃しなく!

未来探偵ミニューイ 2

未来探偵ミニューイ 2

  • 小説
  • 掌編
  • 時代・歴史
  • SF
  • コメディ
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-01-23

Copyrighted
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