短歌集2 きらきら

スカイツリー
外から見ても輝いて
中から見ても輝いて



キラキラ生きる 友人が
輝いている 理由など
知りたい時点で
わからないこと



こんなにも
都会の空は明るいが
その空の下
みんな寂しく



幼い日憧れ続けたセーラームーン
なれずともせめて夢は夢のまま

思うことみんな同じと思い知る
セーラームーンの復刻グッズ



友達の指に輝く宝石を
『きれい』と言えぬ
狭い心よ



疲れきってるこの顔に
全くのらない
ラメシャドウ



覚めぬ夢
高速を照らすオレンジ灯
全速力で
明日へ走らせ



一瞬のフラッシュ光線
何があったの!?
お風呂の電球 切れました(笑)



Facebook
みんなの日々が眩しくて
私も週末は話題作り



空気にも色がある気がするんです
黄色く染まって ああ春が来た



思うほど
強い人間ではないが
負けたくないから
虚勢を張って



入学式を思い出す 桜の木
あの眩しさを
身に纏った あの日



見えている美貌はとても美しい
見えない苦労は より美しい

短歌集2 きらきら

短歌集2 きらきら

  • 韻文詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-01-23

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted