谷田部三流党

これからの日本を担う世代とでも言いましょうか。
何とも面倒な所業を強いられている我々はこれから先の未来をよりよく生きる権利があり、決していつまでもしゃくれ顎でニヤニヤしながら教室の隅をウロウロしていられる訳でわありません。
そんなことしていないよ!という優等生もおはしましょう。
でも、みんな同じ。そしてみんな他人。怖い。

谷田部三流党のマニュフェスト。

まず、僕は谷田部万里と申します。
そして谷田部三流党と言うのは日本の政党だという事を頭に入れておいて欲しい。
谷田部三流党のトップ、所謂党首と言うのはつまり大橋くんにあたる人物である。
大橋くんは、障害者だ。
我々人類は決して完全・完璧ではない。安らぎの為に日々その身を削り不器用に繋ぎあってきた生き物だ。
そう言った繋がりのなかでかくかくしかじかの諸問題にぶち当たる。そんなのは日常茶飯事。生きていれば云々かんぬんってやつだ。
社会性や道徳、もう少し馴染みやすいものだったらと思う時がある。
例えばマッサージのように、例えばファストフードのように、個人的で勝手だが、人と人の摩擦ほど非道いものはないのである。
大橋くんの障害はもちろん未知のフレーバーくらいに考えてくれて結構だ。
偏見や差別、はたまた綺麗事やジレンマ、この目で見てきた全てのものが今、波紋のように若い世代に広がってゆくのをイメージして、この政党のマニュフェストを公開して行きたいと思います。
まず、確認として、アナーキーとアナルの違い。
我々はアナーキズムとかではなく、単に国をまとめる力が無く今までの議院内閣制や国会を運営して行くことは無理なので政府打破を掲げている所存です。
そして、アナルではありません。ご安心を。アナルはつまり肛門ですね。肛門にエロスならもう感じきったので、本当のアナルはエロスを超えたアナル政治ですね。アナル政治はきっとお花畑の女子のアナルをペロペロして最後に口先をとんがらせてアナルの中心に向かって愛を叫んで、唇をアナルにくっつけて女子の放屁をキャッチする。
まぁそんなことはしようとは思ってないんで、安心して。

はい、マニュフェスト。しっかり述べてくね。

1つ、戦争はしかり、テロリズムは絶対にしない。
これは出来そうで出来ないのだよね。
これだけは揺らがないって皆が皆思えるようなヤワな世界じゃないってことなのかな。
いや、そんな筈はない。
何があっても良くないことは皆が知ってるのにどうしてこんな事が起こるのか。
いつどこで始まった事なのか。我々人類が生まれる前から決まってたことなのか。
だとしたら、根元の根元に戻って紐解く必要があるね。
僕らは勝手に範囲を決めて安全地帯で生きている。それではいつかは、その範囲を侵すものがでてきて、戦争が起きてしまう。1つ頭に入れて欲しいのは、生命は果てし無く続いているということだ。この際社会何てものが何の役に立たないという事を分かってもらいたい。
手の届く範囲を安全に、と作られた社会も、もはやこれからの未来では大切な人すら守れない薄い膜でしかないのだ。
そして何より、自分とは悉く違う人類と出会ったときも愛せるように人は進化しなければならない。
大橋くんは障害者だ。しゃくれ顎でニヤニヤして教室の隅をウロウロしてる姿は正直非常に気持ちが悪い。
コミュニケーションが取れずしばしば、なんの予兆もなくキレ出すのは理解に苦しむ。
そして関わらないようにしたいと思うし、頭にくる。
大橋以外の皆でイジメたくなる。
それでは、何も変わらないのだ。
人はそれで持って人で在らざるを得ない。
僕らは虫けらなのだ。相違なく。

2.文明
我々はどうしようもない阿呆だ。
或る時代に生まれ、或る時代に消え。
人は死ねど、時代は生き続ける。
そして文明は幾度となく脱皮を繰り返す。
数十年前には無かった物が現在は当たり前になっている物は数え切れない。
それを簡単に進化と名付け、その時代時代で問題を抱え、解決したり、先延ばししたり、お蔵入りにしたり、また数十年後に解決したり、文明というのは人が生きている限り続く。文明の燃料は人なのだ。
でも、人の燃料はあくまでも人なのだ。
食料的な考えでは動物や植物になるのかもしれないが、やはり人間は一人では生きていけない。これは、本当なんだと思うし、どこまでも行っても愛がなくては困難は乗り越えて行けないのだ。
文明的な進化は、こればかりは止めることは妥当ではない。
だが、その進化の方向を決めるのは我々人類一人一人の愛なのだ。
だから、その度その度僕らは愛を剥き出しにして、1つ1つ判断していかないとダメなのだ。

3.憲法・法律
仕事、治安、生活、これらを全国民に確実なものにするのは決して良い法律なんかじゃない。
それは確かな目だ。
目というのは何も視覚と言う意味だけではない。
人はみんな違うからみんな違う目を持ってて、それが時々面倒に思えてくる。
でも、それに至ってはかなり幼稚な思考に過ぎない。
過去の異常な独裁者となんらかわりのない思考だ。
憲法や、法律は必要ではないのだ。
死に物狂いで見続けるのだ。目で。
目を逸らしたらダメなのだ。

谷田部三流党

もし谷田部三流党が日本を背負う時がきたら、所謂与党などというものになったなら、私谷田部は必ず皆さんの目にご覧に入れましょう。
ジャバジャバお風呂で遊ぶ大橋くんを‼︎

谷田部三流党

谷田部三流党の政策方針。

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-01-21

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